長岡技術科学大学 統合報告書 2022
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↓汚泥36従来の洗米水処理化学凝集排水処理化学凝集に代わる環境に優しい微生物凝集剤の開発↓微生物凝集米菓製造特別栽培米栽培発酵これまで廃棄され有効活用されていなかった、米菓の製造工程で発生する洗米水の有効活用のための取組としてスタート 長岡技術科学大学は、2015年の国連総会でSDGsが採択された当初よりSDGs達成に向けた活動に積極的に取り組んできました。SDG9ハブ大学として国連から2期連続で任命された現在においても、自治体や他の機関と連携したり、独自にイベントやセミナーを企画することで、SDGsに関する理解促進に向けた取組を大学を挙げて推進しています。 本プロジェクトは令和3年に産学官28団体で設立した長岡バイオエコノミーコンソーシアムの取組の一つで、バイオ資源の活用により安心・安全なコメ作りを行い、長岡産米ブランドを確立することを目指して発足した「長岡産米由来の高機能堆肥プロジェクト」です。微生物、米、土、水を各分野のエキスパートが協力することで、長岡の資源が循環する仕組づくりを行うもので、本学は未利用資源(=高濃度洗米水)を微生物の力で発酵させる土づくりに貢献しています。 バイオエコノミー技術による地域産業の活性に向け、引き続き産官学の連携による取組を学術的知見でけん引していきます。米菓子(高濃度洗米水)長岡のブランド米お米循環の高付加価値化高付加価値微生物堆肥イオンモール新潟南で本学が開発したSDGs教育に関するワークショップを実施 イオンモール新潟南で開催されたSDGsイベントにおいて、本学のSDGs教育教材・ゲームを用いたワークショップを実施しました。 本ワークショップは新潟日報事業社からの依頼を受けて本学が企画し、市民の皆様から楽しみながらSDGsを身近に感じていただくことを目的に実施したものです。 当日は家族連れを中心とした約150名の方から本ブースにお立ち寄りいただき、様々なコンテンツを体験していただきました。当初の想定よりも多くの皆様にご参加いただき、盛況のうちに終えることができました。長岡市主催「家族で学ぼう・地球温暖化対策」講座を実施 地域や教育機関との連携によるSDGs達成に向けた取組を進めている中で、長岡市からの委託事業として、長岡市内在住及び市内小学校に通う5・6年生児童と保護者を対象に「家族で学ぼう・地球温暖化対策」講座を実施しました。全5回の講座を通じて、子どもたちの身の周りから環境問題について考え、環境保全活動に取り組むきっかけとなる場を提供することができ、講座実施後のアンケートでは児童、保護者ともに好評をいただくことができました。長岡産米由来の高機能堆肥プロジェクトNサイクルプロジェクト社会連携SDGs普及活動

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