長岡技術科学大学 統合報告書 2022
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37 開学以来、実践的な教育・研究を行っており、特に中越地震やその後の中越沖地震、大雨や大雪の被害など自然災害に対する防災・減災の研究や、地域の課題解決に貢献する取組にも注力してきました。 近年は特に気象現象の極端化とともに自然災害の激甚化が顕著となっていることを背景に、防災・減災に関する技術の実践研究を、産学官の連携により推進し、SDGsの達成に向け自然災害に強いまちづくりに貢献することを目的として、令和3年9月1日の防災の日に「地域防災実践研究センター」を設立しました。 災害に係る様々なデータプラットフォームは、地域の重要な課題の一つとしてあげられます。情報の社会インフラ創りこそ産学官連携で進めるべきテーマと考え、各機関で蓄積されてきた災害経験や教訓、各種データを基に、本学が有する工学、情報学などの専門的知見を活かし、防災・減災に関する課題解決に向けて、研究活動及び人材育成に取り組み、その成果を社会に還元することで、自然災害に強いまちづくりへ貢献していきます。 令和3年10月27日に本センターの開所式と、新潟県が主催する「防災産業クラスタープラットフォーム※」設立式を同時開催し、ポスターセッションによる各々の取組成果を紹介しました。 新潟県が主催する防災展などにも出展し、県内企業とのマッチングによる商品化(新産業)に繋がる成果があがっています。※新潟県が進める産学官連携による防災産業のクラスター形成により、防災に係る新しいプロジェクトやイノベーションを創出するプラットフォーム安全科学推進会館を改修し、地域防災実践研究センターを設置連携地域防災実践研究推進協議会企業教育・研究機関等参画機関地域防災実践研究センター知の実践拠点部門地域連携拠点部門自治体等外部評価委員会評価地域防災実践研究センターの取組

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