38① 搬送可能なソーラパネル程度のエネルギーで稼働でき、② 特許申請技術を採用し酸素をシンプルな設備で供給でき、③ SDGsに配慮した自然由来の素材を活用している、という特徴があります。新潟県の「防災産業クラスター形成事業連携第一号」に認定され、令和4年5月よりユニトライク(株)(新潟市)により商品化されました。また、8月には全国でも有名な長岡大花火大会の会場にも2基設置されました。 道路、電力、通信などのインフラを扱う企業や新潟県が育成に力を入れている防災シニアリーダー、防災の学術専門家が参加し、雪の重量の実体験・雪氷災害に着目した1枚の写真を用いて、限られた情報から話し合いによって発生した事象を類推し、読み解き、取るべき対応を議論する「防災ワクチン■」を開発し、実践的に活用してその有効性を確認しました。 小・中学校の防災×SDGs教育において、ブレーカー実験キットやAI音声を用いた教材を使用し、事前準備・拡大防止・回復復興、といった災害対応全般をカバーできる教材を開発しました。 この取組が評価され、「防災教育チャレンジプラン」に採択され、「防災教育特別賞」を受賞しました。※ウォーターチェンジャー■と防災ワクチン■は東京電力ホールディングス(株)の登録商標です。ユニトライク(株)製のウォーターチェンジャー微生物が住むヤシガラ製のバイオキャッチャー研究成果の社会実装 令和2年2月に東京電力ホールディングス(株)と防災・減災に関する包括的連携に関する協定を締結し、共同研究プロジェクトがスタートしました。地域防災実践研究センターの設置構想と併せ、新潟県をはじめとする自治体や県内企業等の支援、協力により、成果の活用が加速し、地域社会に実装されています。ウォーターチェンジャー■ 災害時に必要な生活用水を確保するために、少ないエネルギーで、微生物の分解作用を用いた生物処理により水を浄化する装置で、防災ワクチン■商品の開発 防災ワクチン■とは、「災害を直接体験する前に、弱毒化した災害体験により地域の主体性を高め免疫力を向上する方法」であり、企業研修(ワークショップ)、授業教材(SDGs出前授業)として開発を進めています。防災ワクチン■ワークショップ防災ワクチン■教材×SDGs教育社会連携
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