長岡技術科学大学 統合報告書 2022
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07学長学長策定にあたり、特に重点を置いたことがあります。その一つが、本学の基本理念に立ち返ることです。新たな理念を創るために、初代学長・川上正光氏が創成した教育研究の基本理念「独創力の増強」の意義を改めて見つめ直しました。二つ目は、本学に求められている本来の使命「新しい学問・技術の創出」と「独創的な能力のある人材の養成」を果たすことです。この使命を達成するために作成したのが、この将来ビジョンです。教育、研究、社会連携、グローバル化、組織・業務運営、財務、デジタルキャンパス化と7項目(P.05参照)に分類し、さらに各項目を細分化したアクションプランも作成したほか、目標達成へのロードマップを具象化しました。この将来ビジョンの策定により、本学の教育研究の発展、さらに経営体制を整備・強化する道筋が固まりました。本アクションプランを推進していくためには、多くの協力が必要となります。そこで、今年度から外部機関のお二方に、大学の執行に関わっていただくことになりました。 著しい技術革新が進む今、長岡技術科学大学は、技術科学(以下、技学)を先導する世界レベルの教育研究を目指しています。有能な人材の育成、技術開発の推進、地方創生への貢献など、社会から求められる使命を達成するために「将来ビジョン」を策定し、創造的・革新的な新しい領域に踏み出しています。今回、全方位のステークホルダーに向け、技大の進むべき方向を明確化するため、学長、理事、副学長による議論を展開します。■ 武田副学長(以下、敬称略):鎌土学長が就任して1年半が経過し、今年の4月には第4期中期目標期間を迎えました。将来ビジョンの策定や大学運営体制の整備や強化など、様々な方針が打ち立てられています。まずは、学長の思いをお聞かせください。■ 鎌土学長(以下、敬称略):本ビジョンの鎌土 重晴鎌土 重晴将来ビジョン達成へ向けたロードマップ長岡から全国、世界へ。『考え出す大学』であり続ける、長岡技術科学大学の将来ビジョン

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