長岡技術科学大学 2023 統合報告書
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取組01世界最大のテック系コミュニティの構築【目的】1. 時空を超えた両技科大・高専のリソースを結集できる場の構築2. 教員に加え学生と地域企業をプレイヤーにする3. NFT によりノウハウや体験などの暗黙知をマネタイズ4. 飛躍的に高い質と量の経験に基づいた教育と研究の効率化5. 地域企業と協業で地域イノベーションを創出6. 体験や実践を含めた教育コンテンツを作成7. メタバース特有の情報セキュリティや自治のしくみが必要11Nagaoka University of Technology Integrated Report 2023 長岡・豊橋の両技術科学大学及び国立の高専には教員と学生を合わせて約60,000人の大規模かつ多様な「人財」が在籍しています。令和4年9月に採択された「国立大学経営改革促進事業」では、これらの人財が物理的・時間的な制限なくお互いに交流出来るよう、リアルとバーチャルがシームレスに融合した世界最大のテック系コミュニティ「テック・メタバース」を構築するものです。このテック・メタバースを活用し、両技科大及び国立高専が立地する地域の産業の活性化や、地域の課題を解決できる「地域イノベーション創出の場」の構築に取り組みます。 テック・メタバースの取組では、両技科大・高専のリソースを結集できる場を構築し、時空や組織を超えた連携強化を図るほか、これまでに実施されてきた事業の成果をバーチャル空間へ展開することで、教育・研究の連携活動を持続的に深化・融合化することを目指します。また、各機関の人財が自由かつ継続的にメタバース上に参画できるため、人財の交流が活発化し、流動性が高まります。学生や教職員、企業・自治体の垣根を超えて、グローカルなシーズ共有を図る、「共育」の場となる等、人財育成の場としての活用も大いに期待できます。 両技科大及び国立高専に在籍する教員・学生約60,000人の技術者・研究者集団が、柔軟かつ綿密に共進化でき、サイバーとフィジカルをシームレスに繋ぐテック系コミュニティを構築します。メタバースの活用と技科大リソースマネジメントによる研究教育システムの価値向上と財政基盤の拡大国立大学経営改革促進事業Topics01

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