社社会会連連携携30Activity Results 本拠点に参画する大学や高専の研究者、農家、大手企業や地域の中小企業、自治体や金融機関といったステークホルダーを集めたキックオフシンポジウムを開催しました。本拠点が目指す10年後の姿や具体的な拠点の取組について参画機関全体で共通認識の確認を行いました。また、パネルディス 本拠点や拠点に参画する企業・機関の取組を、市民の皆様に身近に感じていただくために、産学官連携による「共創の場」を醸成するイベントとして開催しました。「農業」や「田んぼ」、「おコメ」、「発酵」、「微生物」をキーワードに、トークショーや講演、ワークショップのほか、子供向けの体験コーナーや、協力農家さんのコシヒカリを味わう会、参画機関による出展等を行いました。参加者からは、身近にある田んぼやおコメについて「農家さんの苦労や農業の現状を改めて実感した」「お米や発酵食品について、もっと学びたい」などの反響がありました。大きなステークホルダーである市民の方々から、田んぼを「他人ごと」ではなく「自分ごと」として捉えていただくきっかけとなる、大変意義のあるイベントとなりました。 本拠点の研究開発を進めるための実証フィールドとして、長岡市と新発田市計6の農家の協力のもと、水稲栽培におけるビッグデータの構築や微生物堆肥の効果測定、自律型稲作支援ロボットの開発等を進めています。また、これらの研究を一層推進するため、大学に隣接する農地2haを借り受け、土壌づくりや実証試験に取り組んでいます。 本拠点の取り組みを発信し理解を促進するため、市内小中学生から国内外の様々な機関に至るまで、見学や視察を積極的に受け入れています。また、他のCOI-NEXT拠点との意見交換会を実施し、今後の連携や研究開発の応用の可能性について議論するなど、拠点同士の連携強化を見据えた交流も行っています。カッションでは、ステークホルダーからそれぞれの立場での課題や本拠点への期待について共有いただきました。本拠点が掲げる「地域資源完全循環型バイオコミュニティの実現」に向けて、ステークホルダー間が“共創”して取り組むことの重要性を改めて認識する有意義なシンポジウムとなりました。COI-NEXT“コメどころ”新潟地域共創による資源完全循環型バイオコミュニティ拠点キックオフシンポジウムを開催TANBO trip 2023〜田んぼをミライへ お米を学ぶ!使う!食べる!〜を開催研究実証フィールドの整備国内外からの視察と他拠点との連携強化共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)の活動
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