21バーチャルな3Dプリンタアバター遠隔から操作装置が作動遠隔操作でものづくり活動実績本物そっくりなメタバース実在するラボの写真 長岡・豊橋の両技術科学大学は、令和4年度に「国立大学経営改革促進事業」に採択され、メタバース等の先端ICT技術を活用することで、研究教育の連携活動を持続的に深化させる取組を行っています。 例えば、メタバース空間化した「DXものづくりラボ」では、現地に赴くことなく実際のラボにいるような没入感が得られ、リアルに近い感覚で装置を利用することができる等、距離の制約を大幅に緩和することができます。本学以外にも、企業や海外の大学も利用しており、様々な地域のイノベーション創出の場として活用が期待されています。 また、最先端のXR技術を用いて高専の教員と共同で開発した教材は、危険な化学実験を安全に疑似体験できたり、電磁界をバーチャル空間で可視化できる等、工学の理解を促進する「見て、触って、動かせる」ことができる教材となっており、広範な分野において「体験」型の教育を提供することが可能となりました。 このような先端ICT技術の活用により、日頃の試行錯誤により得られる体験知や工学的な開発に欠かせないノウハウが容易に得られることになり、これまでに得られなかった新たな学びが創出され、高い教育効果が得られるものと期待されています。Nagaoka University of Technology Integrated Report 2024新たな学びを創る先端ICT技術の活用による研究教育の深化国立大学経営改革促進事業
元のページ ../index.html#22