25Activity Results 03 本学では経済産業省「地域の中核大学等のインキュベーション・産学融合拠点の整備」事業の採択を受け、インキュベーション・産学融合の拠点として「DXRものづくりオープンイノベーションセンター」を建設、2025年1月に完成しました。本センターは新潟県が国際競争力を有する「ものづくり」におけるオンリーワン技術を「技術科学(技学)」によって解明、高度 同センターは、地域の大学や企業、自治体が連携し、研究開発や人材育成、事業化、スタートアップ支援などをワンストップで受けることができる体制(OIC:オープンイノベーションセンター)を整えております。また、同センター内にDXRものづくり技術に関する教育研究、産学官連携による研究、開発、人材育成、事業化支援及びスタートアップ支援の推進に資することを目的としたレンタルラボ及びレンタルラボブースを整備、運用を開始しました(2025年7月現在、5社の企業・団体等が入居)。本学と企業とが連携することで、新たな研究開発や人材育成の仕組みの構築が期待されており、単なる製品の開発にとどまらず、システムやサービスを含めたビジネス展開への拡大を目指します。化し、更にDX(デジタル連携)およびXR(現実と仮想世界の融合技術)を適用することでその生産性や価値を向上して事業化を牽引し、地域経済活性化を推進することを目的としています。同じくキャンパス内に竣工した「リージョナルGXイノベーション共創センター」と併せ、2025年7月4日に竣工記念式典を開催しました。 同センターでは、DXRものづくり技術を様々な産業分野に展開することを目的とした会員組織「DXRものづくりプラットフォーム」を2024年1月に設立し、新潟県内のものづくり企業を中心に36社(2025年7月時点)が入会しています。同プラットフォームでは最新鋭の金属3Dプリンターなどの本学設備を利用することで、ものづくり企業の部材開発などを支援するとともに、産学共同で応用技術や共通部材ニーズを抽出し、本学の基礎研究テーマとすることでニーズとシーズが相互作用するしくみの実現を目指しております。会員企業が実際に3Dプリンターの使用を体験し、造形方法を学ぶ講習会のほか、3Dプリンターの専門家を講師とした研究会を開催するなど、地域におけるものづくり技術の発展やオープンイノベーションの実現に向け、会員と共に本プラットフォームの活動を進めています。レンタルラボ・レンタルラボブース運用開始DXRものづくりプラットフォームNagaoka University of Technology Integrated Report 2025DXRものづくりオープンイノベーションセンターが本格的に運用開始
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