社会連携活動実績26 長岡市内4大学1高専、長岡市、長岡商工会議所との連携により、新たに産業をおこし、次代に対応する人材の育成を目指すNaDeC構想コンソーシアムを進めています。人材育成では、事業の構想につながる社会・企業の課題解決に取り組む機会の提供から企業としての成長までの一貫した支援を行うファーストペンギンプログラムの実施や様々な業種が交流するマッチングイベントなどを通じ、地域の活性化に取り組んでいます。また、「まちなかキャンパス長岡」では市民向けの講座の実施や、地域防災実践研究センターにおいては、参画機関である長岡市、東京電力HD株式会社等と協力し、小中学生への防災教育にも取り組んでいます。 本学は、国連アカデミック・インパクトより、第一期(2018年〜2021年)、第二期(2021年〜2024年)と、2期連続でSDG9(産業と技術革新の基盤をつくろう)ハブ大学として任命され、ゴール9を中心に、すべてのSDGs達成を目指した教育・研究を推進してきました。第三期(2025年〜2027年)においても、SDG9ハブ大学として再び任命され、今回は、主幹大学と副主幹大学(指導と教育、研究、社会連携)の中から「研究担当」として選出されました。2024年度には、「ISO視点で探るSDGsの未来ー国際基準で考える持続可能な社会−」をテーマに外部講師を招き、SDGs講演会を開催しました。ISO規格の概要や基礎知識に加え、機械安全の観点から見たISO規格の実例や企業での取組事例を紹介いただきました。これにより、企業や地域の皆様とともにISO視点から持続可能な社会の実現に向けた取組を共有することができました。 2025年2月、新発田市において、地域振興のための産学官連携"総合知"活用型のワークショップを、昨年度に引き続き実践しました。基調講演の後、前回のワークショップの振り返り、新発田市の産学官連携や本学のデジタルトランスフォーメーションなどを紹介しました。ワークショップでは、ファシリテーターとプレゼンテーターを本学学生が務め、新発田市職員、商工会議所青年部、市議会議員など地域の有志の他、本学と連携する高専の教員、学生、共同研究企業など、様々なステークホルダーの交流のもと、新発田や新潟の魅力、地域における課題抽出と解決に向けたアイデア出し、事業創生・起業の場の整備、防災力の強化など、活気ある交流の場となりました。長岡市SDG9ハブ大学として3期連続任命ゴール9の研究担当として選出新発田市
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