長岡技術科学大学 統合報告書 2025
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組織・業務運営活動実績32Activity Results 05 若手職員が主導する業務改善プロジェクトとして「働き方改革提案チーム」が活動しています。このチームは、職員の働き甲斐向上やワークライフバランスの実現を目指し、本学を魅力的な職場にするため活動しています。他機関の情報収集やアンケート調査を基に、スライド勤務やテレワーク制度に関する提言をまとめ、執行部や関係者へ報告しました。その結果、学内規則の見直しや働きやすい環境の整備が推進されました。このチーム活動を通じて、職員の柔軟な働き方の実現とともに、若手職員の育成が図られています。 グループ研修の一環として、若手職員が主導する業務改善プロジェクトを推進しています。このプロジェクトでは、「DX普及チーム」が職員のデジタル技術の向上を目指して活動しており、IT技術に関する情報収集や職員向けの勉強会を開催しています。令和6年度は3回の勉強会を実施しており、多くの職員が参加しました。このチーム活動によりデジタル技術の向上とともに、若手職員の育成が図られています。 令和4年度に設置されたデジタルキャンパス推進室は、教職協働により大学業務のDXを推進しています。kintone、GAS、RPA、生成AIなどを活用し、業務の効率化やシステム化を支援。こうした取組が機運を高め、これまでに学内で累計約150件の業務改善が実施されるなど、継続的な改革が広がっています。今後も高度で持続可能な業務基盤を構築していきます。 若手職員のグローバル化と専門性の向上を図るため、体系的な海外研修プログラムを実施しています。令和6年度はメキシコに2名、フランスに1名を派遣し、現地の学生へのプレゼンテーション、職員とのディスカッション、国際交流分野のコンベンションへの参加など、実践的な研修を行いました。これらの活動を通じて新たな学術交流協定の締結に向けた動きも始まっています。海外研修プログラムは、将来的に海外業務に幅広く対応できる人材の育成を推進するうえで、大きな役割を果たしています。若手による「DX普及チーム」の組織的活動と効果「働き方改革提案チーム」による柔軟な制度設計と提言国際的視野を広げる実践型の海外研修プログラム 変革を導く若手人材の育成:DX推進・働き方改革・海外研修の実践【教職協働□DX】が拓く、大学運営を支えるデジタルキャンパス推進

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