長岡技術科学大学 大学案内 2025
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卒業後は、地元の長岡で活躍したいと思い、電子部品メーカーのアルプスアルパインに入社しました。現在は、開発設計の業務に携わり、シミュレーションと試作を繰り返して、業界トップクラスの特性を得るために課題解決に取り組んでいます。この業務で大切なことは、PDCAを回すことであり、課題への対策を実行するだけではなく、その結果を読み解き次の行動に移すことが重要になります。高専と大学で経験する基礎実験での考察や、研究活動でのトライ&エラーはこのサイクルを回す基礎となり、今の私を支えています。長岡技大では専門技術を学ぶだけでなく、仲間たちと切磋琢磨しながら楽しいキャンパスライフを過ごすことができます。その経験は、就職後も活かすことができる貴重な時間となることは間違いありません!是非!長岡技大へ。在学時は熱×材料×AIという複合領域の研究に取り組んでいました。必要となる知識は広く、指導教員のサポートで他専攻の人と協業して研究を進めていました。長岡技術科学大学では、他分野との交流のサポートなど、より広い知識を学ぶことができる環境が整っています。このように広い知識が求められる&学ぶことができる環境で過ごせたことで、「知らない事に挑戦し学ぶ能力」が培われたと感じています。現在はモビリティ×AIという複合領域の仕事をしており、大学の知識を活用しつつ、「知らない事に挑戦し学ぶ能力」を活かしながら不足知識を習得して仕事に取り組んでいます。今後も学び続けることは求められるため、大学で得た能力は貴重な財産となっています。さまざまな業界で活躍する先輩たちにインタビューを行いました。長岡工業高等専門学校 出身電気電子情報工学専攻2019年修了大川 隼杜OKAWA HAYATO新潟県立村上高等学校 出身機械創造工学専攻2021年修了大滝 大樹OTAKI DAIKI鶴岡工業高等専門学校/鶴岡工業高等学校 出身電気電子情報工学専攻 2013年修了電気電情報学専攻大沼 喜也OHNUMA YOSHIYA年32ベンチャー起業を選んだきっかけは何ですか?博士課程を修了後、世界トップレベルの研究に触れ、共同研究や海外留学を経験する中で、自らの「研究」が世界の中でどのように影響を与え得るかを体感しました。その実感が、大手企業にはできないスピード感と柔軟性を持つベンチャー起業への道を選ぶきっかけとなりました。私が働くパワーエレクトロニクスの分野は、深い知識と豊富な経験が求められます。この分野は、設計や製造、試験方法を少しでも間違えるとすぐに壊れてしまいます。このような厳しい条件の中、新しいアイデアや技術に挑戦できる環境こそ弊社の強みです。判断を素早く下し、より市場のニーズに即応し、技術革新を推進することが、私の仕事における最大の魅力とやりがいです。大学ではどのような学びや研究を行いましたか?高専を卒業するレベルは非常に優秀であり、専門知識では普通の大学卒以上の能力を持っています。しかし、AIの登場と共に社会が急激に変化する中、大学での学びが非常に重要となります。大学では、単に知識を得る「勉強」から、新しい問題を見つけ出し、それらを実践的に解決する方法を追求する「研究」へと進むことを学びます。このプロセスは、今後の社会で重宝される重要な技術です。本学のカリキュラムは高専卒業生向けに構築されており、効率的で無駄がありません。また、教職員の多くが高専関係者であり、皆さんの立場や特徴、ニーズを良く理解してくれます。大学での経験は、皆さんが今後長い人生を豊かに生きるための選択肢を無限大に膨らませてくれます。長岡パワーエレクトロニクス株式会社代表取締役 社長ALPS ALPINE株式会社Lプロジェクト1G日産自動車株式会社総合研究所 モビリティ&AI研究所クトロニクス株式会クトロニクス株式会選択肢を無限大に

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