長岡技術科学大学 大学案内 2026
33/86

幼いころに中越地震を経験して以降、様々な災害を目の当たりにするうちに、道路や橋、電気、ガス、水道といったインフラを通じて地元新潟県の人々の生活を支えたいと思うようになりました。土木や防災について学ぶために高専、長岡技大に進学し、それらに関する理解を深めてきました。修士課程修了後は、地元に貢献したいという思いから県内のガス事業に携わる北陸ガスに入社しました。現在は、法律に基づくガス設備の定期点検やガスメーター取替の維持管理業務などを担当しています。どちらもお客様にガスを安心・安全にご使用いただくための業務です。私の業務がお客様の安心・安全な生活を支える一助になればという思いで日々働いています。大学時代はアスファルト舗装についての研究をしていました。ガス管は道路の下に埋設されていることが多いため、ガス管の上の構造物である舗装や、その他土木一般の知識を得られたことは、会社の業務を理解する上で非常に役立っています。また長岡技大には、実務訓練と呼ばれる、自身の研究分野に関わる企業での約4か月間の実習があります。実務訓練では、日頃の研究が実際の企業ではどのように役立てられているのか、自身の知識や経験を生かして社会でどのように働くのかをイメージすることができます。学生時代に研究や学習に打ち込めることはもちろん、その先の就職後の自身までイメージさせてくれるのが長岡技大の強みだと思います。ぜひ長岡技大へ。現在はスズキ株式会社でコネクテッドカー向けのアプリ開発に携わっています。大学では、研究を通じて「挑戦することの重要性」を学びました。この姿勢は、アプリ開発においても新しいアイデアを試し、失敗から学ぶことが重要であるため、非常に価値があります。また、長岡技術科学大学の特徴である長期インターンシップでは実践的なスキルが身につき、それが現在の仕事でも役立っています。長岡技術科学大学では、専門知識を深めるだけでなく、実践的な経験を積むための環境が整っています。これからのキャリアを考える高専生や高校生の皆さんには、ぜひこの大学での学びを通じて、自分の可能性を広げてほしいと思います。現在、信越エンジニアリング株式会社で海外プラントの立ち上げに向けた設計および計画の業務を行っています。化学プラントの設計では、内部流体の条件などを考慮し、機器の材料や構造を決定・評価するため、大学で得た熱力学や材料力学などの機械工学の専門知識が今の業務で活きていると感じています。長岡技術科学大学では、幅広い知識や技術を学べるだけでなく、企業との連携が盛んであり、実践的な研究に取り組む機会が多くありました。大学生活での実践的な学習を通じて、より深く理解する姿勢を養うことができたと考えています。就職後も学ぶことが多く、長岡技術科学大学で培ったこの探求心は自身の大きな力になっていると思います。32さまざまな業界で活躍する先輩たちにインタビューを行いました。北陸ガス株式会社長岡供給センター 供給管理グループ箱山 修誠HAKOYAMA SHUSEI田中 幹二TANAKA KANJI吉田 琴音YOSHIDA KOTONEスズキ株式会社モビリティサービス基盤部コネクト企画開発グループ・一般信越エンジニアリング株式会社海外エンジニアリング事業部機械エンジニアリング部機械創造工学専攻2023年修了神戸市立工業高等専門学校 出身環境社会基盤工学専攻 2022年修了長岡工業高等専門学校 出身情報・経営システム工学専攻2020年修了サレジオ工業高等専門学校 出身現在の進路を選んだきっかけは何ですか?大学ではどのような学びや研究を行いましたか?Career Support将来を見据えて

元のページ  ../index.html#33

このブックを見る