長岡技術科学大学 大学案内 2026
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植物から得られるグリーン資源を原料とする“ものづくり”は、大気中の二酸化炭素を吸収しながら人々の生活に役立つマテリアルを合成することができるため、カーボンニュートラルの一翼を担う分野になると期待されています。私たちの研究室では、植物によって生合成される天然ゴムを原料とする化学(天然ゴム化学)を創成す河原 成元教授早乙女 光紀 物質生物工学分野 修士1年 小山工業高等専門学校 出身医療支援先進セラミックス研究室環境生物化学研究室環境ナノ材料研究室環境微生物工学研究室システム幹細胞工学研究室神経機能工学研究室糖鎖生命工学研究室ナノバイオ材料研究室分子生理工学研究室野生動物管理工学研究室機能ガラス工学研究室機能材料化学研究室高分子機能工学研究室生体運動研究室生物材料工学研究室超分子物性化学研究室光・磁性材料工学研究室表面・界面化学研究室有機反応設計研究室エネルギー材料科学研究室応用植物工学研究室グリーン資源化学研究室植物エピジェネティクス工学研究室セラミックス構造設計研究室発酵科学研究室微生物代謝工学研究室ることを目標に掲げ、天然ゴムの精製、乾燥、反応、ナノ構造制御および製品製造に関する基礎研究を行っています。また、天然ゴムに脂質、糖類、タンパク質等を複合化することによりソフトマテリアルを創製する研究も行っています。天然ゴム化学により地球温暖化問題を解決することを目指して日夜研究に励んでいます。河原研究室では、加硫天然ゴムの構造解析に挑んでいます。河原先生が開発したゴム状態NMR法を用いることで、従来の方法では難しかった加硫天然ゴムの構造解析が可能となり、経験や勘に頼ってきた加硫を化学的視点で解明できるようになりました。研究室では、学生が主体となり運営を行う点が特徴です。ルールの決定や物品の注文、ゼミの運営、行事の企画、さらには実験機器のメンテナンスまで、学生が中心となって取り組むことで、社会で活躍するための主体性を育む環境が整っています。充実した研究設備のもと、仲間と切磋琢磨しながら学びを深め、将来に向けて貴重な経験を積んでいます。53物質生物工学分野 研究室一覧STUDENT’S VOICEMESSAGE FROM SUPERVISORPICK UPグリーン資源を原料とする化学(グリーン資源化学)の創成挑む、加硫ゴムの未知領域グリーン資源化学研究室

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