長岡技術科学大学 大学案内 2026
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姫野 修司教授鈴木 琉人 環境社会基盤工学分野 修士1年 秋田工業高等専門学校 出身防災・復興システム工学研究室(RSグループ)地震工学研究室放射能環境動態工学研究室水文・気象研究室水圏土壌環境研究室資源エネルギー循環工学研究室地盤工学研究室交通工学研究室都市計画研究室鋼構造研究室コンクリート研究室都市交通研究室水圏防災工学研究室資源エネルギー循環研究室では、資源枯渇やエネルギー問題の解決のため、資源の再利用、未利用エネルギーの利用に関する研究を実施しています。近年、カーボンリサイクルが求められる中で、高い比表面積とCO2吸着性能を持つ金属有機構造体(MOF)が注目されています。しかし、MOFは粉末で密度が低く体積当たりの貯蔵量を高めるために圧縮など高密度化を行うと、細孔構造が脆弱で細孔が閉塞してしまいます。本研究室では細孔構造を維持可能な新たな成形法を考案し、私は本技術を用いた貯蔵体の研究を実施しています。この研究がカーボンリサイクル技術に貢献できることを願っています。気候変動問題への対応には「脱炭素社会」、「循環経済」、「分散社会」への移行が必要です。そのためには資源とエネルギーの循環を実現する社会基盤技術が不可欠です。本研究室ではそれらのために必要な未利用資源からの再生可能エネルギーの生産技術、カーボンリサイクルを実現するためのCO2分離・回収技術、メタンや水素などのエネルギーガスの貯蔵・輸送技術、またそれらを活用した植物生産技術の開発を行っています。基礎研究から社会実装までを産・官・学の連携で実施し、それらの研究活動を通じて活躍できる人材の育成を目指します。57環境社会基盤工学分野 研究室一覧STUDENT’S VOICEMESSAGE FROM SUPERVISORPICK UP資源とエネルギー循環の基盤技術で脱炭素社会の実現に貢献する有機金属錯体(MOF)によるガス貯蔵技術の開発資源エネルギー循環研究室

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