学長挨拶名古屋市立大学 学長郡 健二郎世界をリードする名市大で一流の学問を究めてください 受験生の皆さん、新型ウイルス感染症で皆さんの学生生活が制約されていることと思います。この難局を努力と気力で乗り越え、明るい未来を名古屋市立大学(名市大)で切り拓いてください。その基盤となる名市大の特徴を6つご紹介します。1)本年開学70周年を迎え、輝かしい伝統と歴史を有する公立の総合大学 名市大は、136年前と77年前に、それぞれ創設された薬学部と医学部の前身校が一つとなり、1950年に設立され、今年開学70周年を迎えます。その後、経済学部・人文社会学部・芸術工学部・看護学部・総合生命理学部が創設され、現在では7学部7研究科からなる全国でも有数の公立の総合大学として飛躍を遂げてきました。2)優れた教員によるきめ細やかな少人数教育 教員一人当たりの学生数は8名余り。全国でもトップクラスに少ないのが特徴で、優れた教員陣による少人数教育を可能にしています。大学教育では、専門知識だけでなく、幅広い教養と豊かな人間性を育む全人的教育が重要です。その考えのもと、7学部が一体となって教養教育に力を入れています。公立の総合大学だからできる特色ある教育だと自負しています。3)世界をリードする大学をめざし、世界で羽ばたく人材の育成 名市大は、「世界をリードする大学を目指す」ことをプランに掲げ、海外の大学との交流を推進し、先端的な研究成果を世界に発信するとともに、国際社会で羽ばたく人材の育成に努めています。国連SDGsの「健康と福祉部門」ではわが国1位です。皆さん、名市大で世界を舞台にして活躍する基盤を築いてください。4)新設された学際的な施設における優れた教育と独創的な研究 昨今の学問の進歩は著しく、専門化・細分化し、異分野との協働が大切になっています。名市大ではそれを踏まえ、総合生命理学部を始め、医療経済マネジメント、臨床心理、臨床医療デザイン、都市政策研究センターなどの学際的な領域を新設しています。皆さん、このような多彩な環境のもと、一流の学問を究め、独創的な研究をしてください。5)安定した大学経営のもと、勉学に専念できる制度 名市大は、名古屋市の支援により大学運営が安定し、授業料減免、奨学金給付、資格取得支援などの制度が充実しています。皆さんは、それらの制度を利用して勉学やサークル活動、社会貢献などに専念できる素晴らしい環境に恵まれています。6)高度先進医療などを通しての地域貢献は全国トップクラス 名市大は、わが国で唯一の医学部・薬学部・看護学部の医療系3学部を有する公立大学です。高度先進医療を市民に提供し、先端的な研究成果を世界に発信し、優秀な医療人材を輩出することにより、名市大は市民に愛され誇りを持たれています。このような地域に根付いた活動により、「地域貢献度ランキング」で全国5位、公立大学1位に評価されました。3
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