名古屋大学 オープンキャンパス2017 ガイドブック
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6経 済 学 部■A時間帯(13:00~)受付開始時間 12:15~  場  所 経済学部カンファレンスホール○経済学部紹介(13:00~13:15) 野口 晃弘 経済学部長○デモンストレーション講義(13:15~14:00)講  師: 木越 義則 准教授講義テーマ: 「豊かな国のルーツをたどる」 経済学は「なぜ豊かな国と貧しい国が生まれるのか」という素朴な疑問を解明するために誕生しました。この疑問を歴史的に探求する手法として経済史という科目があります。世界史でかつて輝かしい文明を築いたエジプト、インドよりも、古代世界では辺境であったヨーロッパのほうがなぜ豊かなのでしょうか。あるいは、かつての日本や現在の中国のように短期間に豊かになる国がなぜ登場するのでしょうか。このような歴史のダイナミズムを見ることで、豊かさと貧しさの要因について考えてみましょう。○経済学部懇談会(14:00~)場  所: 経済学部第3講義室出席教員: 柳瀬 明彦 教授 (経済学科) 木越 義則 准教授 (経済学科)内  容: 経済学部の特色や研究、大学生活や勉強、卒業後の進路などについて懇談します。■B時間帯(15:00~)受付開始時間 14:30~  場  所 経済学部カンファレンスホール○経済学部紹介(15:00~15:15)野口 晃弘 経済学部長○デモンストレーション講義(15:15~16:00)講  師: 園田  正 教授講義テーマ: 「データを使って経済を考える: 「計量経済学入門」 現実に観察される経済データ(景気の指標、為替レート、アルバイトの時間や時給など)はそれぞれに固有の特徴をもっている。計量経済学は、そのような特徴に基づいてデータ分析を行う方法を提供する学問であり、ミクロ経済学やマクロ経済学とともに、経済学を学ぶ上で重要な役割をもっている。本講義では、経済データにはどのような特徴があるのか、計量経済学ではどのような方法を使って何を明らかにしようとするのか、なぜそのような方法を使う必要があるのかについて説明する。○経済学部懇談会(16:00~)場  所: 経済学部第3講義室出席教員: 柳瀬 明彦 教授(経済学科) 園田  正 教授(経済学科)内  容: 経済学部の特色や研究、大学生活や勉強、卒業後の進路などについて懇談します。[経 済 学 部 Q & A]逆にそうした制度や仕組み、経済社会や産業企業のあり方がなぜ形づくられたのかを、さまざまな数理モデル、統計解析、制度分析や歴史的検証など通じて明らかにするのです。経済学部ではそうした種々の分析の手法や理論を学び、実際にそれを応用して世の中のさまざまな現象を見る目を養います。そうした学修の前提として、皆さんにはしっかりと高校での勉強をしてもらいたいと思います。Q.経済学を学ぶにあたり数学は必要でしょうか?A.はい、必要です。高校で習う数学をきちんと勉強してください。経済学と経営学、どちらの学問分野においても数学の素養は求められます。①高校での授業との関係についてQ.高校での政治・経済の勉強と経済学部での学修とはどのように違うのでしょうか?A.世の中のさまざまな制度や仕組み、また家計や企業活動のあり方などは、ある程度高校で学習していることと思います。そして経済学や経営学はそうした制度や仕組みを考える上で不可欠な経済や企業活動(経営)のメカニズムを科学的(論理的、客観的)に解明するという役割を担います。ただ単に制度や仕組みを覚えるのではなく、例えばある経済政策を行えばどのような現象が起きるのか、個人や企業のさまざまな動きはどのような結果をもたらすのか、また

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