D41F38B21プロジェクトも推進しております。 システム創成部門では、環境調和型のエネルギー変換システム、電力や交通のネットワーク、物質循環・リサイクルシステム等に関して、寄附研究部門とも連携して研究を進めております。 未来研は、革新的な省エネルギー・創エネルギー研究を先導する共同利用・共同研究拠点として、文部科学省から認定されており、国内外の大学や研究機関と共同利用・共同研究を実施しております。※当研究所は工学部・工学研究科、理学部・理学研究科および情報学部・情報学研究科の学生に対する教育も行っております。エネルギー変換エレクトロニクス実験施設(C-TEFs)と研究所共同館Ⅱ宇宙地球環境研究所における研究対象研究所共同館Ⅱ(左)と研究所共同館Ⅰ(右)超高圧電子顕微鏡F33F38C11F36D11www.isee.nagoya-u.ac.jpMAPwww.imass.nagoya-u.ac.jpMAPGUIDE TO NAGOYA UNIVERSITY 2023 78宇宙地球環境研究所未来材料・システム研究所環境と調和させながら持続発展可能な社会を実現するための材料・デバイスからシステムに至る研究を推進未来材料・システム研究所(Institute of Materials and Systems for Sustainability、 略称:未来研あるいはIMaSS)は、環境と調和させながら持続発展可能な社会を実現するための材料・デバイスからシステムに至る幅広い領域の研究課題に取り組んでおります。未来研は、未来エレクトロニクス集積センター、高度計測技術実践センター、材料創製部門、システム創成部門、2つの寄附研究部門および1つのラボラトリを含む8の産学協同研究部門から構成されております。 未来エレクトロニクス集積センターでは、窒化ガリウム等のポストシリコン材料を用いたデバイスに代表される先端的エレクトロニクス研究を推進しており、未来のエレクトロニクス産業の基盤の創成を目指しております。また、寄附研究部門、産学協同研究部門やGaNコンソーシアムを通して、オールジャパン体制でGaNに関する産官学の連携研究も推進しております。 高度計測技術実践センターでは、電子顕微鏡観察をはじめとする先端的な計測技術の開発と人材育成を行っております。また、文部科学省のマテリアル先端リサーチインフラ・次世代バイオマテリアル領域ハブ拠点事業により、学内外の研究者・技術者に対してナノテクノロジーに関する技術支援を行っております。 材料創製部門では、省エネルギー、創エネルギーや環境保全に貢献する新規材料の研究に取り組んでおります。また、6大学が連携した国際・産学連携インヴァースイノベーション材料創出宇宙から地球生命圏にいたる壮大なシステムの解明 宇宙地球環境研究所は、宇宙科学と地球科学を結び付ける全国で唯一の研究所として、2015年10月1日に発足しました。本研究所は、地球環境問題の解決と宇宙にひろがる人類社会の発展に貢献することを目的とし、地球・太陽・宇宙を1つのシステムとして捉え、物理学・化学・生物・地学などの分野を融合した研究を推進しています。宇宙・太陽圏・電磁気圏・大気圏・水圏・生物圏・地圏が密接に関係するシステムを包括的に理解することにより、領域間の相互作用を明らかにする幅広い時空間の研究を進めています。 本研究所では、地球温暖化や台風、集中豪雨などの極端気象、 PM2.5などの大気汚染や海洋汚染問題、オゾン層破壊、GPS・携帯電話など通信網の障害、電力障害、放射線による人工衛星故障、宇宙線による航空機・宇宙飛行士の被曝など、人類が直面している課題の解明に取り組んでいます。また、我々の住んでいる地球がなぜ居住可能となり、将来どのように変遷していくのかを、数十年から数百万年のタイムスケールで解き明かしています。普遍的かつ未知の物理・化学法則を探求するロマンと好奇心をかきたてる科学研究も展開しています。本研究所は、理学研究科、工学研究科、環境学研究科の学生を協力講座として受け入れて融合的な教育を行っており、また国内外の様々な研究機関と共同研究を行っています。※当研究所は理学部物理学科、地球惑星科学科及び工学部電気電子情報工学科の学生 に対する教育も行っています。
元のページ ../index.html#79