名古屋大学 令和6年度 入学者選抜要項
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(1)入学者受入れの方針 情報学部は、情報学の各分野の研究者になりうる人材のみならず、情報学を駆使して、新しい価値の創出、課題の発見と解決、情報社会の基盤的仕組みの構想・設計等ができる人材、あるいは、企業や政府機関・国際機関等の組織を情報の観点からマネジメントできる人材、情報学に通じた科学諸分野の研究者になりうる人材を養成することを目標としています。そのため、このような人材育成の基盤となる次のような資質を持った多様な学生を、幅広く対象として入学者選抜を実施します。 ア… 幅広い情報学の知識とスキルを身につけるために必要な、十分な基礎的学力を有していること。(学部(2)選抜の基本方針○一般選抜 情報学部の一般選抜による募集人員は113名です。入学者選抜については、大学入学共通テスト及び本学が実施する個別学力検査等により、情報学部が文理融合を特色とする学部であることから、大学入学共通テストにおいては、幅広い知識と能力を担保するために、国語、地歴・公民、数学、理科、外国語から5教科または6教科について7科目または8科目を課しています。また、個別学力検査等では、全学科に共通して外国語を課すとともに、各学科においては人材養成をする上で基礎となる理解力や素養を判断できる科目を課しています。共通) イ… 情報の観点から世界を理解し、情報技術を駆使して諸科学を革新しようとする意欲を有すること。(主に自然情報学科) ウ… 社会の抱える問題と未来の社会像について問題意識をもち、情報学を用いて問題を解決し価値を創造しようとする意欲を有すること。(主に人間・社会情報学科) エ… 社会と調和し、社会に価値をもたらす情報技術を創造しようとする意欲を有すること。(主にコンピュータ科学科) 自然情報学科、人間・社会情報学科、コンピュータ科学科への多様な資質と興味を持った学生を獲得するために学科ごとに選抜します。  自然情報学科  … 特定の分野のサイエンスに深い関心を抱き、情報学を用いてそれをさらに一歩進めたいと願う学生を求めており、このような、ある意味で「尖った」サイエンス志向の学生を受け入れるため、個別学力検査において理科4科目から1科目選択とします。入学後の自然情報学科のカリキュラムを通じて広く学ばせることにより、こうした学生の関心を他分野そして社会へとより広げていくことを目指しています。  人間・社会情報学科  … 社会とそれを構成する人間に関心をもつ学生を求めています。人間・社会情報学科は社会情報系と心理・認知科学系からなりたっています。情報科学技術を人文社会学や心理・認知科学に適用することから、情報学に理解のある文系学生と人文社会学に興味を持つ理系学生の双方を受け入れるため、個別学力検査において地理歴史と数学の選択としています。  コンピュータ科学科  … 情報技術の創造による社会貢献というテクノロジー志向の学生を求め、技術創造力の向上を目指す教育を行うために、理科全般への関心をもつ学生を対象とすることが有効であると考えています。した―8―情報学部

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