名古屋大学 令和6年度 入学者選抜要項
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大学1年生 在学期間6年間大学6年生県内で臨床研修(2年間)知事の承認を受けて専門医(後期)研修(3~4年以内)[うち2年間を県の指定する公的医療機関に(2年間)―23―義務年限に算入(※)]県の指定する公的医療機関に勤務①勤務②(3年間)県の指定する公的医療機関に勤務③(2年間)【卒業後の勤務パターン(一例)】 下表により卒業後の勤務パターンの一例を示します。4.医学部医学科の前期日程(地域枠)について 前期日程における医学部医学科(地域枠)の募集人員は0名としていますが、令和6年度暫定的な医学部定員増への延長申請を予定しており、5名となる予定です。確定次第、本学ホームページ等でお知らせします。 国の施策に基づき、本学医学部医学科の前期日程試験において、愛知県内の地域医療を担う人材を育成することを目的とした募集(地域枠)を予定しています。 本選抜の出願要件は20頁の出願要件のとおり、愛知県出身者または出願時愛知県在住者で、医学部卒業後に愛知県内の地域医療に従事しようとする強い意欲を持つ者とします。これには、愛知県出身または県内在住の高校既卒者等も志願することができます。 本選抜で入学した者は、愛知県から月額15万円程度の奨学金貸与を受けることが必須となります。また、卒業後は、愛知県内の基幹型臨床研修病院のプログラムに基づく2年間の研修と、愛知県が指定する(注1)公的医療機関における7年間の勤務とを合わせて9年間の地域医療に従事することを義務としています。また、愛知県では義務年限等に関する取扱いを規定した(注2)「キャリア形成プログラム」を策定しており、このプログラムに参加する必要があります。 さらにカリキュラムについては、正規カリキュラムの一部科目の履修指定及び課外学習から構成される「地域医療に関するカリキュラム」の履修を義務付けています。正規カリキュラムにおいては、3年次の基礎医学セミナーや4年次の選択講義等で、地域医療教育学講座が担当する授業の選択が必須となります。また、課外実習として、地域医療セミナー(年6回程度開催)や愛知県主催の研修会への参加も義務付けられています。 なお、「地域医療に関するカリキュラム」は年度ごとに見直されるため、カリキュラム・課外学習等の変更があり得ます。 また、前期日程(地域枠)の志願者は、出願時に、(注3)愛知県地域医療確保修学資金貸与条例に定める第8条「返還の債務の当然免除」要件と第10条「返還」(修学資金の返還)要件等への「同意書」の提出が必須です。(注1) …愛知県内の医師の確保が困難な地域に所在する公的医療機関及び独立行政法人が開設する県内医療機関のうち、知事が指定する医療機関で、「地域の中核病院」などを想定しています。(注2)「キャリア形成プログラム」については、    〔URL:https://www.pref.aichi.jp/soshiki/imu/kyariakeisei.html〕に掲載されています。(注3)「愛知県地域医療確保修学資金貸与条例」については、    〔URL:https://www.pref.aichi.jp/soshiki/imu/0000083900.html〕に掲載されています。※知事が指定する専門医研修の場合は、2年間を義務年限に算入できます。 義務年限に算入されない専門医研修の場合は、公的医療機関での勤務が増えます。(③の勤務あり) このほかに、専門研修の開始時期は、本人の希望により柔軟に対応できます。例えば、県内で2年間研修し、県の指定する公的医療機関に2年間勤務した後に、専門研修を経て、県の指定する公的医療機関等に勤務することも可能です。

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