名古屋大学 文学部 大学院人文学研究科案内 2024
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https://www.hum.nagoya-u.ac.jp/about/about-sub2/linguistics.htmlLanguage Research 45 (2009)長崎 郁 特任講師博士(文学) 形態論・統語論・ユカギール語を中心としたシベリアの諸言語・“The Focus Construction in Early Modern Kolyma Yukaghir,” Gengo Kenkyu 154 (2018)Trends in Iranian and Persian Linguistics (De Gruyter Mouton, 2018)Languages and Cultures of Asia and Africa, 2013)・『タイ文化圏の中のラオス:物質文化・言語・民族』(共著、慶友社、2009)井土 愼二 准教授Ph.D. 音声学、中央アジアやトルコの諸言語・Tajik linguistics(共著、De Gruyter Mouton、2023)・“Huihuiguan zazi: A New Persian Glossary Compiled in Ming China,” Japanese Dake, Dake-wa, and Shika, and the Cleft Construction” Natural Language and Linguistic Theory 41 (2023) ・“When (not) to Use the Japanese Particle Wa: Groundhood, Contrastive Topics, and Grammatical Functions”, Language 97 (2022)宇都木 昭 教授博士(言語学) 音声学、音韻論、朝鮮・韓国語と日本語の諸方言・『朝鮮語ソウル方言の韻律構造とイントネーション』(勉誠出版、2013)・“Merger-in-Progress of Tonal Classes in Masan/Changwon Korean,” ・ 『ニューエクスプレス・スペシャル 日本語の隣人たち』(共著、白水社、2009)● 博士論文スンダ語の受け身構文について:日本語の「~(ら)れる」との対照を通じて/フィンランド語のA不定詞基本形と受動現在分詞による修飾/ディアスポラ方言としての在日コリアンの朝鮮語に関する社会言語学的研究―朝鮮学校コミュニティを中心に―/日本語母語話者による中国語歯擦音音節の習得――音声知覚における知覚的手がかりと後続母音の影響を中心に/有標的指示詞の日中英対照研究● 修士論文日本人大学生の依頼表現について―性差を中心に ―/無声無気閉鎖音+/l, r/と無声有気閉鎖音+/l, r/における声帯振動のタイミング—タイ語を中心に—/中国語における限定を表す副詞就(jiu)/只(zhi)/才(cai)に関する考察―とりたて機能を視野に入れて―/三重県北部方言における句頭上昇のバリエーション-南関東および大阪方言との比較-/日本語感情音声の産出における声質の特徴/閩南語話者における破裂音の範疇知覚-中国語普通話話者・日本語話者との対照-/日韓語の指示詞の対照研究/タ形の使用から生じる推論について―中国語との対照を兼ねて/謝罪表現と謝罪ストラテジーの日本語・ウズベク語の対照研究● 指導可能領域音声学/音韻論/形態論/統語論/意味論/語用論/言語類型論/歴史言語学/社会言語学/対照言語学/フィールド言語学/言語接触研究学部院 人間は言語を使う動物であり、人間がこれまで築き上げてきた文明は、言語なしでは考えられません。ですから、言語がもっているしくみを知ることで、人間が自分を取り巻く世界をどのように認識し、どのような思考を形成しているのかを知ることができるわけです。その意味で言語学は人間を知るための最も基礎的な分野に属する学問です。 世界の言語は表面的にはそれぞれ異なっていますが、本質的には共通性をもっていると考えられます。言語学は、世界の諸言語を広く深く追求することによって、人間活動の基礎としての言語の本質的特徴を解明することを目標としています。 授業では、言語を分析するための基礎的な方法を学習します。そして同時に、それをできるだけ多様な言語に具体的に適用することによって、多様性の中に均質性が認められることを体験することにも力を入れています。そのためには、英語をはじめとする諸外国語にも関心をもつことが大切です。教員スタッフは、日本語、朝鮮・韓国語、フィンランド語、チュルク諸語、東南アジアの大陸部の諸言語等を専門としています。05佐久間 淳一 教授文学修士 統語論、フィンランド語学・『言語学入門 これから始める人のための入門書』(共著、研究社、2004)・『フィンランド語のすすめ 初級編』(研究社、2004)加藤 高志 准教授文学修士 フィールド言語学、東南アジア大陸部の諸言語・Linguistic Survey of Phong Language in Lao P.D.R. (Research Institute for 大島 義和 教授Ph.D. (Linguistics) 意味論、日本語学・“Semantic Variation in Exclusive Quantifiers: English Only, 言語学Linguistics

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