名古屋大学 文学部 大学院人文学研究科案内 2024
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https://www.hum.nagoya-u.ac.jp/about/about-sub2/japanese.htmlUniversity Press、2013)杉村 泰 教授博士(学術) 現代日本語学(教育文法)、日本語教育・『現代日本語における蓋然性を表すモダリティ副詞の研究』(ひつじ書房、2009)・『中国語話者のための日本語教育文法を求めて』(共著、日中言語文化出版社、2017)本語と現代スペイン語―」『言語研究』158(単著、2020)Teaching Japanese as a Foreign Language● 博士論文日本語のラレル構文と中国語の“被”構文の対照言語学的研究/現代日本語における心理動詞の研究/カ節を持つ構文の記述的研究-間接疑問の周辺-/近代から現代における「誰も」の通時的変遷-「誰もが」「誰しも」等の類似表現との比較を含めて-/認識動詞の日中対照研究-「思う」と“想”を中心に-/現代日本語の形容詞の分類-構文における振る舞いを基準にして-/派生語【X化】の日中対照研究/日本語教育文法における「部分否定表現」の研究/中国語母語話者による第二言語としての受身構文の習得-学習者コーパスをデータとして-/ベトナム人日本語学習者による漢字の処理メカニズムと効果的な学習アプローチの解明-日越両言語間の音韻類似性に着目して-/日本語の反復構文「NP₁もNP₂も」「VP₁てもVP₂ても」「NP₁でもNP₂でも」の意味特徴/行為の過程から見る日本語の失敗を表す複合動詞の研究-中国語との対照から-/Nominative-Accusative Asymmetry in the Processing of Case-Drop Sentences in Japanese and Korean/中国人日本語学習者による間接発話行為の理解/中国語母語話者による第二言語としての日本語のテンス・アスペクト習得/中国語を母語とする日本語学習者によるオノマトペの習得/カテゴリー帰属を表す日本語ヘッジ表現の研究/様態と結果の副詞的表現に関する計量的・記述的研究/能動的及び受動的意味を表す日本語の機能動詞結合の研究● 修士論文現代日本語のオノマトペ「きっかり」「きっちり」「ぴったり」の意味分析/証拠性表現「みたい」についての記述的研究/「あのね」についての会話分析研究/「ワケダ」の記述的研究-意味用法と構文的特徴を中心に-/日本語の複合動詞「とり-V2」の習得研究-中国人日本語学習者を対象に-/日中非従属化構文の対応関係に関する考察-「…ノニ。」、”明明……。”を中心に-/「V-コトニスル」構文の記述的研究/近代日本語における非情主語受身の変遷に関する一考察/「困惑」を表す感情動詞の類義分析-「困る」「苦しむ」「悩む」「迷う」「戸惑う」を例に-/多義的複合動詞「ノリダス」の意味分析/感動詞「そう」に関する会話分析研究-第三の位置に用いられる「そう」を中心に-/日中二字同形語の意味単位の対応関係について/日本語の多義的形容詞「重い」の意味分析/日本語の連体修飾節におけるル形、タ形について/相互行為における「文内挿入」の働き/日本語の機能動詞「得る」「招く」に関する研究● 指導可能領域日本語教授法/外国語教授法/日本語習得研究/談話分析・会話分析/現代日本語の意味・文法研究/日本語の誤用分析/日本語と他言語の対照研究/日本語の語彙・文法教育/コーパス研究/認知言語学(2022年4月1日現在)● 主な就職先国内:北海道大学、秋田大学、東北大学、群馬女子大学、一橋大学、東京外国語大学、東京学芸大学、福井大学、名古屋大学、愛知教育大学、大阪大学、岡山大学、九州大学、琉球大学、早稲田大学、桜美林大学、麗澤大学、神田外語大学、聖心女子大学、東海大学、愛知大学、東邦学園大学、名古屋学院大学、南山大学、愛知淑徳大学、関西大学、関西学院大学、立命館大学、国際交流基金、静岡県立中学校、愛知県立中学校、豊田市職員、日本赤十字社岐阜県支部、愛知工科大学外国語学校、東京国際ビジネスカレッジ神戸校、PLAN DO、林テレンプ、愛三工業、ドン・キホーテ、イオン、イトーヨーカ堂、楽天、ニトリ、中部技術交流センター、白星社、アクセンチュア、HSK(日本)、オリックス・リビング、スズラン、ゼンショー、コムニック、アマゾンジャパン、ポラリスエクスポート院 日本語教育学分野で目指すのは「研究も教育もできる日本語教育人材の育成」です。研究能力はもちろんのこと日本語教授能力を高めることも重視しています。その一つが、日本語教育実習です。模擬授業の実践、外部日本語教育機関での実践を通し、教師としての課題や問題意識を明確にします。本分野に所属する学生の修士論文・博士論文の研究については、ハイレベルな学術誌に掲載されることを目標として、全教員が各専門分野の見地から厳密かつ熱意ある指導を行っています。日々の指導の他に、毎月一回分野研究会を行い、分野全体で修士論文や博士論文の執筆をサポートする体制をとっています。本分野の分野研究会は学生主体で運営されており、教員だけでなく学生同士が自由で活発な議論を行っている点に特徴があります。この他、日本語教育学分野主催で様々な講演会やセミナー、シンポジウムを行ったり、国内外で活躍中の修了生や研究者と密接な連携を保ち、日本語・日本語教育に関するネットワークを広げたりするなど、活発な研究活動を行っています。 修了生の多くは日本、韓国、中国、台湾、ベトナム、タイ、マレーシア、トルコなど国内外の日本語教育・研究機関に勤務しています。大学のほか中学校や高校で日本語教育の知識を生かして働いている人もいます。また、留学生の場合、高度な日本語運用能力を生かして、日本企業や外国企業の日本担当部門で活躍している人もいます。07林 誠 教授Ph.D. 会話分析・相互行為言語学・『会話分析入門』(共著、勁草書房、2017)・Conversational Repair and Human Understanding (共編、Cambridge 鷲見 幸美 准教授博士(学術) 現代日本語学(意味論)、日本語教育・『認知言語学 基礎から最前線へ』(共著、くろしお出版、2013)・『ことばのダイナミズム』(共著、くろしお出版、2008)志波 彩子 准教授博士(学術) 日本語文法(記述研究・対照研究・通時的研究)、日本語教育・『現代日本語の受身構文タイプとテクストジャンル』(和泉書院、2015)・「受身・可能とその周辺構文によるヴォイス体系の対照言語学的考察―古代日日本語教育学

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