名古屋大学 経済学部案内 2024
6/16

大学全体のプログラムに加え、経済学部独自の海外派遣プログラムも充実シンガポール国立大学の学生コメント名古屋大学経済学部では、グローバル人材の育成を目指して、複数の国際交流プログラムを提供しています。例えば、ドイツ・フライブルク大学への夏期派遣プログラム、ベトナム貿易大学への派遣プログラム、シンガポール国立大学への派遣プログラムなどがあります。1学年205名の入学定員に対して約40名分の枠が用意されているため、5人に1人はこれらのプログラムを利用して海外経験をすることになります。また、これらの派遣プログラムでは、政府や企業、大学や同窓会(キタン会)から資金的な⽀援を頂いて、学生の渡航費用を補助しています。学生の派遣だけではなく、ベトナムやシンガポールなど●ベトナム貿易大学への派遣時期:11月頃/日数:2週間/人数:20名程度/内容:日本企業の訪問・研究報告経済学部 経済学科4年 小島 未莉 さん名古屋大学の近郊にある自動車工場の見学をすることができ、「Kaizen」や「Kanban」方式を見ることができました。その後、名古屋大学の学生と一緒に工場の管理や生産方式について議論することができたのは非常に有意義でした。また、シンガポールでの市場のシェアが50%を超えている飲料メーカーが名古屋発祥であることを知り驚きました。工場見学を行い、そこでマーケティング戦略についての説明を聞きました。同じ商品を世界中で私は経済学部内の留学プログラムで、1年生と2年生の7月に名古屋大学での受入プログラムに参加し、1年生の春休みには2週間の派遣プログラムでシンガポール国立大学に行きました。シンガポールの学生たちは、積極的で作業にスピード感があるので圧倒され、自分の実力のなさを感じました。私はその中で、みんなの意見を聞いてまとめたり、勇気を出して自分の意見を言ったりするなど、自分にできることを見つけようとしました。プログラム以外の時間では、お互いの趣味や好きなこと、そして将来の夢について話をして仲良くなりました。2年生の夏には、ドイツ、フライブルク大学の●シンガポール国立大学への派遣時期:2月頃/日数:10日間/人数:10名程度/内容:日本企業の訪問・現地学生とのディスカッション提供するのではなく、「正しい商品を、求められる市場へ」という考え方はとても興味深く、市場戦略の新しい学びとなりました。これらの工場見学に行ったとき、日本語の説明文や企業側の解説を名古屋大学の学生がわかりやすく英語に翻訳してくれて、関連する戦略や課題について議論することができたのは、とても価値のある経験でした。の海外協定大学の学生の受け入れも行っています。日本に来た学生は、学内で講義を受講するだけでなく、名古屋大学の学生と一緒に工場見学やグループワークに参加しています。名古屋大学の学生は、日本に居ながらにして、あるいは、自分が海外派遣プログラムに参加する前に、国内で海外の優秀な学生と触れあい、一緒に学ぶことができます。さらに、名古屋大学全体としても、世界に100以上の協定大学をもち、数多くの海外派遣プログラムを提供していますので、学生は自分の語学レベルや目的に合ったプログラムを選択することができます。経済学部の派遣プログラムを経験した学生の多くが、その後、交換留学しています。研修にも参加しました。午前中は、サマースクールの語学プログラムに参加し、午後の自由時間には、個人研究のフィールドワークを進めました。世界中から集まる多様なバックグラウンドを持つ学生との交流を通して、今までにない価値観や考えに出会い、自分の考えの狭さを感じました。そして、多くの異なる考え方の中で押しつぶされずに活躍できる人材になりたいと思いました。経済学部が提供する研修は、渡航前後の⽀援が充実しています。恐れずに今後も挑戦していきたいと思います。●フライブルク大学への派遣時期:9月頃/日数:4週間/人数:10名程度/内容:語学研修・フィールドワーク5海外派遣プログラムで学ぶ

元のページ  ../index.html#6

このブックを見る