名古屋大学 工学への道 2024
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学科の特徴① 【何が学べるか】 次世代の機械・航空宇宙系エンジニアを目指して学科の特徴② 【学びの環境】最先端設備と強力な教育・研究体制学科の特徴③ 【将来への期待】国際社会でリーダーシップを発揮する技術者へ講義の様子薄膜の変形を活用して作製した凹凸パターン海外講師によるセミナー風景航空宇宙機研究開発室多種多様な工業製品や航空宇宙機といった複雑なシステムを創りあげるために必要な、全ての自然科学分野の基礎・応用技術を探求する学科です。機械工学および航空宇宙工学の共通の基礎教育の後、専門教育として根幹となる学問分野(設計・製図、流体・熱・環境、材力・材料・加工、運動・振動、計測・制御、電気・電子、計算機・情報、生体)を、演習・実験・実習を交えつつ学べます。【施設・設備】 材料強度試験機、原子間力顕微鏡、超精密微細加工機、フェムト秒レーザー、走査型プローブ顕微鏡、3次元プリンター、風洞、ヒューマノイドロボット、3軸熱拡散測定装置、回転デトネーションエンジン、スパッタリング装置 【教育体制】大学院工学研究科機械システム工学専攻、航空宇宙工学専攻、ならびにマイクロ・ナノ機械理工学専攻に所属する教員が主体となって教育および研究指導にあたっています。 【研究体制】名古屋大学のある中京圏は、世界的に見ても機械・航空宇宙産業の集積地のため、個々の教員、研究グループあるいは本学科として、民間および公立研究機関と密接に連携しています。卒業後は、大学院(博士前期・後期課程)へ進学し、より高度な機械・航空宇宙工学の知識を習得し、また、それらを統合するための能力を涵養することが期待されています。大学院修了後は、民間企業(自動車・航空宇宙機・輸送用機械、化学・金属・セラミック、電気・電子・通信、機械・精密機械、エネルギー、情報・コンピュータ、流通・サービスなど)および官公庁・教育機関・研究機関などに就職しており、様々な分野での活躍が期待されています。機械工学は、皆さんに馴染みの深い自動車やロボットをはじめとして、医療・福祉機器、環境・エネルギー機器、マイクロ・ナノ機器などの設計・製造など、現代文明の基盤技術を支える学問です。伝統の上に新しい知識と技術を積み上げる学問、それが機械工学です。表面活性接合用の新形高速電子ビーム源飛行機の発明から約110年、人工衛星の初打上げから約60年、航空宇宙工学は、未踏技術の開発に挑戦する総合工学であり、その発展は人類の生活様式を変革してきました。そこで培われた技術は、航空宇宙機に限らず、自動車、高速車両などにも導入されています。実用化された航空機エンジン部品の加工技術21Mechanical and Aerospace EngineeringKey Words機械工学航空宇宙工学学びMAP機械・航空宇宙工学科

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