名古屋大学 大学案内 2024
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D41F38B21www.isee.nagoya-u.ac.jpMAPMAPwww.imass.nagoya-u.ac.jpGUIDE TO NAGOYA UNIVERSITY 2024 78プロジェクトも推進しております。 システム創成部門では、環境調和型のエネルギー変換システム、電力や交通のネットワーク、物質循環・リサイクルシステム等に関して、寄附研究部門とも連携して研究を進めております。 未来研は、革新的な省エネルギー・創エネルギー研究を先導する共同利用・共同研究拠点として、文部科学省から認定されており、国内外の大学や研究機関と共同利用・共同研究を実施しております。※当研究所は工学部・工学研究科、理学部・理学研究科および情報学部・情報学研究科の学生に対する教育も行っております。宇宙線、太陽、太陽圏、地球電磁気圏、大気海洋、陸域生態、地圏、人類史を包括する宇宙地球環境研究所の研究領域エネルギー変換エレクトロニクス実験施設(C-TEFs)と研究所共同館Ⅱ宇宙地球環境研究所が活動する研究所共同館I(右)及びⅡ(左)超高圧電子顕微鏡F33F38C11F36D11宇宙地球環境研究所未来材料・システム研究所環境と調和させながら持続発展可能な社会を実現するための材料・デバイスからシステムに至る研究を推進 未来材料・システム研究所(Institute of Materials and Systems for Sustainability、 略称:未来研あるいはIMaSS)は、環境と調和させながら持続発展可能な社会を実現するための材料・デバイスからシステムに至る幅広い領域の研究課題に取り組んでおります。未来研は、未来エレクトロニクス集積センター、高度計測技術実践センター、材料創製部門、システム創成部門、2つの寄附研究部門および1つのラボラトリを含む7の産学協同研究部門から構成されております。 未来エレクトロニクス集積センターでは、窒化ガリウム等のポストシリコン材料を用いたデバイスに代表される先端的エレクトロニクス研究を推進しており、未来のエレクトロニクス産業の基盤の創成を目指しております。また、寄附研究部門、産学協同研究部門やGaNコンソーシアムを通して、オールジャパン体制でGaNに関する産官学の連携研究も推進しております。 高度計測技術実践センターでは、電子顕微鏡観察をはじめとする先端的な計測技術の開発と人材育成を行っております。また、文部科学省のマテリアル先端リサーチインフラ・次世代バイオマテリアル領域ハブ拠点事業により、学内外の研究者・技術者に対してナノテクノロジーに関する技術支援を行っております。 材料創製部門では、省エネルギー、創エネルギーや環境保全に貢献する新規材料の研究に取り組んでおります。また、6大学が連携した国際・産学連携インヴァースイノベーション材料創出宇宙・太陽・地球・社会を包含する新たな科学の開拓によって未来社会に貢献する国際研究拠点 宇宙地球環境研究所(略称:ISEE)は、全国でただ一つ宇宙科学と地球科学を結び付ける共同利用・共同研究拠点として幅広い研究活動を行っている国際的な拠点研究所です。 人類の活動はいまや地球外にまで拡大するとともに、自然の循環システムにも影響を与えつつあります。こうした急激な文明の進展のなかで、我々の環境をより大きな視点から捉え直すためには、従来の専門分野を融合した包括的な研究領域を開拓する必要があります。そのため、ISEEでは、地球・太陽・宇宙を一体としたシステムとして捉え、そこに生起する多様な現象の解明を通して、地球環境問題の解決と宇宙に広がる人類社会の発展に貢献することをミッションとしています。 ISEEでは、地球温暖化や台風・集中豪雨などの極端気象、大気汚染や海洋汚染、オゾン層破壊、人工衛星・通信・電力・航空網などに大規模な障害を与える太陽嵐など様々な環境変動から人類社会を守るための科学研究に取り組んでいます。また、数十年から数百万年のタイムスケールで地球環境の変遷を科学的に解き明かし、未来社会に役立てる研究も進めています。 また、ISEEは、理学研究科、工学研究科、環境学研究科の教育を担っており、異なる研究分野の学生が協力し交流しながら研究を行うことで、幅広い視野を持った人材を育成するユニークな教育も実践しています。※当研究所は理学部物理学科、地球惑星科学科及び工学部電気電子情報工学科の 学生に対する教育も行っています。

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