Gender Studieshttps://www.hum.nagoya-u.ac.jp/about/about-sub2/gender.html・Tanimoto, C. (2017). Who’s afraid of the beast in the Jamesian closet? Journal of Homosexuality, 62(12). DOI: 10.1080/00918369.2016.1265354・松下千雅子. (2009). 『クィア物語論―近代アメリカ小説のクローゼット分析』. 人文書院.・新井美佐子(2023)「経済学におけるジェンダーの視点」名古屋大学ジェンダー・リサーチ・ライブラリ『GRL Studies』Vol.5、pp.68-71。● 博士論文「正常」な身体のゲシュタルト崩壊ー西洋視覚文化におけるボディ・イメージとその歪み/1960年代以降ハリウッド映画における動物表象/ヘミングウェイ・テクストにおける身体表象分析―権力・棄却・パフォーマティヴィティ/Cultural Translation and Representation of Mother-Daughter Relationships: A Study of Works by Maxine Hong Kingston, Amy Tan, Fae Myenne Ng, and Mei Ng/Fantasy at Play: Gender and sexuality in English-language Japanese video game fandoms/性を演じる―映画における異性装とジェンダー24● 修士論文Chinese lesbians' social media usage and their life satisfaction/Online lesbian communities and cyber lesbianism in Mainland China/How do young Japanese gay men gain knowledge of safer sex? Using constructivist grounded theory approach/Outside the Olympic Rings: Non-binary gender in competitive sports events/クィア映画祭のエスノグラフィー:関西クィア映画祭を例に/BL 愛好者の消費と交流に関する質的研究● 指導可能領域ジェンダー、セクシュアリティ、フェミニズムに関する特に以下の領域:クィア理論、LGBT 研究、スポーツ、スポーツマネジメント、社会調査、経済・労働・社会政策、フェミニスト経済学院 ジェンダー学分野では、ジェンダーおよびセクシュアリティに関する教育、研究を行っています。ジェンダーは、生物学的性差であるセックスに対し、社会的・文化的に構築された性差やそれに基づく権力関係を指し、セクシュアリティは、性的欲望や、欲望の対象が異性に向かうのか同性に向かうのかを指す性的指向などを意味します。残念ながら学部ゼミはありませんが、2022年度に始まった新カリキュラムでは学部の選択必修授業(2年生以上対象)として「ジェンダー学概論」「セクシュアリティ学概論」が新たに開講されました。これらの授業で基礎を学んだ後には、大学院と同時開講の「ジェンダー・セクシュアリティ学演習」でより理解を深めることができます。一方、大学院には、上記の学部・大学院同時開講授業(大学院での授業名称は「ジェンダー・セクシュアリティ学基礎演習」)と、それに続く「ジェンダー学発展演習」「セクシュアリティ学発展演習」、そして学位申請論文の指導を主とするゼミ(「修士論文演習」「博士論文演習」)が用意されています。 分野の院生は留学生や社会人を含み、研究テーマは下記、修了生の学位論文題目に明らかなように多岐に渡ります。研究科の再編に伴い、2022年度から新体制となり、またジェンダー研究は近年目覚ましい展開を遂げていることから、大学院受験を検討される方は、人文学研究科の大学院説明会(詳細は研究科ホームページで周知)等において、本分野で研究可能な学位論文のテーマや方法について、指導を希望する教員に確認されることをお勧めします。なお、修了生の進路は大学教員、海外の大学院への進学、一般企業や官公庁への就職など様々です。言わずもがなですが、本分野では研究に対する真摯な姿勢を重視しています。松下(谷本)千雅子 教授博士(文学) LGBT研究、クィア理論、セクシュアリティ論・Tanimoto, C. & Miwa, K. (2021). Factors influencing acceptance of transgender athletes. Sport Management Review, 24(3), 452-474. DOI: 10.1080/14413523.2021.1880771新井 美佐子 准教授博士(経済学) 経済・社会領域に関するジェンダー・ホークスワース著、新井美佐子他訳(2022)『ジェンダーと政治理論 ―インターセクショナルなフェミニズムの地平』明石書店。・新井美佐子(2022)「ケアとジェンダー――フランスを事例にして」公益財団法人東海ジェンダー研究所記念論集編集委員会編『ジェンダー研究が拓く知の地平』pp.251-275、明石書店。ジェンダー学
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