名古屋大学 文学部 大学院人文学研究科案内 2025
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07Teaching Japanese as a Foreign Languagehttps://www.hum.nagoya-u.ac.jp/about/about-sub2/japanese.htmlUniversity Press、2013)杉村 泰 教授博士(学術) 現代日本語学(教育文法)、日本語教育・『現代日本語における蓋然性を表すモダリティ副詞の研究』(ひつじ書房、2009)・『中国語話者のための日本語教育文法を求めて』(共著、日中言語文化出版社、2017)鷲見 幸美 准教授博士(学術) 現代日本語学(意味論)、日本語教育・『認知言語学 基礎から最前線へ』(共著、くろしお出版、2013)・『ことばのダイナミズム』(共著、くろしお出版、2008)本語と現代スペイン語―」『言語研究』158(単著、2020)安井 永子 准教授Ph.D. (Communication Studies) 会話分析、相互行為分析、コミュニケーション学・『指さしと相互行為』(共編、ひつじ書房、2019)・“Japanese onomatopoeia in bodily demonstrations in a traditional dance instruction: A resource for synchronizing body movements,” Journal of Pragmatics 207, 45-61(単著、2023)● 博士論文日本語会話における修復と発話デザイン-相互行為のトラブルを解消する手続きの諸相-/日本語のラレル構文と中国語の“被”構文の対照言語学的研究/現代日本語における心理動詞の研究/カ節を持つ構文の記述的研究-間接疑問の周辺-/近代から現代における「誰も」の通時的変遷-「誰もが」「誰しも」等の類似表現との比較を含めて-/認識動詞の日中対照研究-「思う」と“想”を中心に-/現代日本語の形容詞の分類-構文における振る舞いを基準にして-/派生語【X化】の日中対照研究/日本語教育文法における「部分否定表現」の研究/中国語母語話者による第二言語としての受身構文の習得-学習者コーパスをデータとして-● 指導可能領域日本語教授法/外国語教授法/日本語習得研究/談話分析・会話分析/現代日本語の意味・文法研究/日本語の誤用分析/日本語と他言語の対照研究/日本語の語彙・文法教育/コーパス研究/認知言語学(2024年4月1日現在)● 修士論文質問の受け手による第三者の介入を要請するプラクティスの研究/動詞「しぼる」の意味分析/多義的合成語「A的B」の意味分析/日本語の「~しに行く」「~しに来る」について-中国語の"去~""来~"と対照して-/評価のモダリティ「テモイイ」の記述的研究-構造的条件と語用論的条件-/動詞における能動と受身の非対称性-「呼ぶ」「行う」「置く」「言う」を中心に-/「かな」に関する会話分析研究/とりたて詞「でも」の記述的研究-例示「でも」と極端「でも」を区別する構文的条件を中心に-/叙法副詞「できるだけ」の叙法性と程度性をめぐって/前接語「生(なま)」の意味分析/現代日本語における無標可能表現の形成条件について/日本語の「~ておく」構文の研究/日中両言語における「コロナ」の概念化-新聞記事を対象とした分析-● 主な就職先国内:北海道大学、東北大学、秋田大学、秋田大学、一橋大学、東京外国語大学、東京学芸大学、福井大学、名古屋大学、愛知教育大学、京都大学、大阪大学、岡山大学、山口大学、九州大学、琉球大学、北海学園大学、埼玉学園大学、早稲田大学、桜美林大学、麗澤大学、神田外語大学、聖心女子大学、東海大学、国士舘大学、愛知大学、愛知淑徳大学、南山大学、中部大学、中部学院大学、関西大学、関西学院大学、立命館大学、国際交流基金、静岡県立中学校、愛知県立中学校、豊田市職員、日本赤十字社岐阜県支部、東京国際ビジネスカレッジ神戸校、PLAN DO、林テレンプ、愛三工業、ドン・キホーテ、イオン、イトーヨーカ堂、楽天、ニトリ、中部技術交流センター、白星社、アクセンチュア、HSK(日本)、オリックス・リビング、スズラン、ゼンショー、コムニック、アマゾンジャパン、ポラリスエクスポート院 日本語教育学分野で目指すのは「研究も教育もできる日本語教育人材の育成」です。研究能力はもちろんのこと日本語教授能力を高めることも重視しています。その一つが、日本語教育実習です。模擬授業の実践、外部日本語教育機関での実践を通し、教師としての課題や問題意識を明確にします。本分野に所属する学生の修士論文・博士論文の研究については、ハイレベルな学術誌に掲載されることを目標として、全教員が各専門分野の見地から厳密かつ熱意ある指導を行っています。日々の指導の他に、毎月一回分野研究会を行い、分野全体で修士論文や博士論文の執筆をサポートする体制をとっています。本分野の分野研究会は学生主体で運営されており、教員だけでなく学生同士が自由で活発な議論を行っている点に特徴があります。この他、日本語教育学分野主催で様々な講演会やセミナー、シンポジウムを行ったり、国内外で活躍中の修了生や研究者と密接な連携を保ち、日本語・日本語教育に関するネットワークを広げたりするなど、活発な研究活動を行っています。 修了生の多くは日本、韓国、中国、台湾、ベトナム、タイ、マレーシア、トルコなど国内外の日本語教育・研究機関に勤務しています。大学のほか中学校や高校で日本語教育の知識を生かして働いている人もいます。また、留学生の場合、高度な日本語運用能力を生かして、日本企業や外国企業の日本担当部門で活躍している人もいます。林 誠 教授Ph.D. 会話分析・相互行為言語学・『会話分析入門』(共著、勁草書房、2017)・Conversational Repair and Human Understanding (共編、Cambridge 志波 彩子 准教授博士(学術) 日本語文法(記述研究・対照研究・通時的研究)、日本語教育・『現代日本語の受身構文タイプとテクストジャンル』(和泉書院、2015)・「受身・可能とその周辺構文によるヴォイス体系の対照言語学的考察―古代日日本語教育学

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