※地球惑星ダイナミクス講座(地震火山研究センター)※地球史学講座(博物館・宇宙地球環境研究所)生態学講座地球環境変動論講座 生物の適応進化や生態系の機能に関する研究と教育を、フィールドワークを通して行い、環境問題を認識・解決する力を養う。・生物多様性の保全を人間活動との共存から考える、という視点から河川生態系や海洋生態系などの生態系管理を研究している。・動物装着型装置を用いて(バイオロギング)、野生動物の行動の機能やメカニズムの解明に取り組んでいる。・太古代における生命と生態系の進化を明らかにする。河川生態系の物質循環についても取り組むつもりである。 日本列島はプレート沈み込み帯に位置し、プレート境界で発生する巨大地震を始めとした活発な地震活動や火山活動など、今まさに地球が生きていることを実感できる場所である。本講座では最先端の観測や理論をもとに、地震や火山噴火などの地殻活動の解明と予測に取り組んでいる。教育には地震火山研究センターのスタッフがあたり、最新の観測設備で得られる豊富なデータを活用した研究の場を院生に提供している。海外調査やフィールド観測の機会が多いのも特徴である。 地球は、その誕生から現在までに起きた様々なイベントのタイムカプセルであり、同時に未来を映し出す鏡でもある。地球史学講座では46億年にわたる地球史とその未来に関する諸問題を取り扱う。岩石や化石など自然そのものから人類活動に関連した考古資料・文化財までを対象にした各種の年代測定研究、岩石鉱物や動植物など多様な自然誌資料の収集・研究・分類・保管、そしてフィールドワークをベースにした研究・教育を行っている。 地球環境がこれまでどのように変動してきたかを理解し、今後、人の活動が加わりどのように変わって行くかを予想することが、人類の生存のために重要である。氷河や樹木年輪に残された記録の解析から過去を、都市から地球全体までの様々なスケールで温室効果ガス・エアロゾル・大気汚染物質などを測定し解析することにより現状を把握し、さらに、その変動メカニズムの理解や人間活動の活発化から将来を予測するための研究と教育を行う。大気水圏科学系地球環境科学専攻依田 憲/杉谷 健一郎/庄子 晶子/後藤 佑介鷺谷 威/渡辺 俊樹/寺川 寿子/田所 敬一/橋本 千尋/伊藤 武男前田 裕太/市原 寛吉田 英一/門脇 誠二/北川 浩之/南 雅代/束田 和弘/西田 佐知子加藤 丈典/藤原 慎一/小田 寛貴篠田 雅人/中塚 武/坂井 亜規子
元のページ ../index.html#12