に向けて、「世界首長誓約/日本」事務局を担っている。また、受託研究、自主研究会、学生研究、助言・講演、研修、その他のプロジェクトの提案などを行い、同時に、環境人材を育成する場として、プロジェクトの一部を博士研究員や学生インターンが担うことで、キャリアパス構築支援を目指す。フィールドワークを通して臨床環境学を学ぶ臨床環境学プログラムの運営を担当している。 交通・都市国際研究部門は、都市や交通システムが直面する諸問題を克服するため、周辺地域やグローバル社会との関係まで含めた持続的共発展の姿を明らかにし、国際連携とそれに必要な国際比較研究を推進していく。臨床環境学®コンサルティングファーム部門と連携して、最先端の研究成果が教育に還元されるように取り組んでいく。 人類社会の持続可能性を脅かす諸問題を解決するためには、既存の学問分野を超えた連携研究、そして社会の様々なステークホルダーを連携した「トランスディシプリナリー研究」を推進することが必要である。また、持続可能な社会づくりに関わる実践活動を担う人材を育成し、広く社会に輩出しなければならない。本センターは環境学研究科を中心として、本学全体でこのような教育・研究を推進することを目的としている。 センターには、地域社会と大学の協働のもとに教育・社会貢献を行う「臨床環境学®コンサルティングファーム部門」と、国際的アウトリーチを推進する「交通・都市国際研究部門」を設置。大学院6研究科連携ESD(持続可能な開発のための教育)プログラムの全学的活動に貢献するとともに、地球環境変化に関する国際的な研究プログラムであるFuture Earthに参加するフューチャー・アース研究センターとも密接に連携していく。 臨床環境学®コンサルティングファーム部門は、持続可能な地域づくりのための診断から治療までを、分野横断で、地域ステークホルダーと研究者とが協働で行うことを理念とする。その実現 環境学研究科国際室では、約28か国から本研究科へ留学している150人以上の留学生が日本の生活に適応し、日本人学生と共に充実した学生生活が送れるよう、相談室運営、キャリアサポート、日本文化体験、環境スタディツアーなどの活動を通じて支援している。また、研究分野の壁を越え、留学生と日本人在学生が多文化理解を深められるような共修活動や交流の場を提供している。2021年からは、学生や教員がより気軽にコミュニケーションをとれる空間として国際室ラウンジを整備し、学生・教員の交流の場として開放している。各種オリエンテーション、文化交流イベント、English Café、日本語勉強会などの交流イベントのほか、グループワークや個人学習の場としても活用されており、今後も交流を促進する環境づくりの整備に取り組んでいく。 さらに、卒業生ネットワークを活用した海外大学との研究交流会などを通じ、在学生の国際化推進にも取り組んでいる。附属センター持続的共発展教育研究センター環境学研究科 国際室高野 雅夫(センター長)/加藤 博和/徐 非凡/張 馨/宮坂 隆文/小松 尚(兼任)/日比野 高士(兼任)三上 直之(兼任)/平野 恭弘(兼任)ENGLISH CAFEオリエンテーションスタディツアー(春)
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