人物時間 人間の幸福な生活には、安心した暮らしが基本です。安全・安心学とは、人間や生活を出発点に、安全な環境を形成するために資する学問。一つの柱としては都市環境を改善しながら環境と共生する社会システムの形成をめざし、もう一つは、自然災害、人為災害や犯罪行為など様々な災害に対して、安全に暮らせる社会をつくるための研究を行います。さらに、社会の許容レベルを超える巨大災害に対する危機管理のあり方についても、理・工・文の研究者が連携して研究を行っていきます。自然地球環境科学専攻(理学) 地球環境と調和した新しい人類社会をめざすために「持続性(Sustainability)」に動的な時間継続を、「安全・安心性」に静的な意味を与え、環境学研究科の理念としています。都市環境学専攻(工学) 深刻化する地球温暖化問題。特にアジアでは、人口増加と経済成長の加速によりその深刻さがいっそう深まると予測されています。こうした中、環境問題におけるアジアの拠点大学となるべく、地球環境問題を多角的に理解した国際的リーダーとなる研究者・実務家の輩出をめざします。地球環境問題にアプローチするため体系化された「持続性学」を構築していきます。社会環境学専攻(人文社会科学)持続性安全・安心持続性学安全・安心学2つの理念 持続性学と安全・安心学
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