名古屋大学経済学部・経済学研究科には「キタン(其湛)会」という、名古屋高等商業学校(1920年創立)から受け継がれた同窓会組織があります。その名称は、中国の古典『詩経』「小雅」篇にある「子孫其湛其湛曰楽各奏爾能」(天から幸福を授かり、子孫がその恵みを享受し、得意の技能を披露している)という子孫繁栄の祝歌から採ったもので、「母校の発展を願ってきた多くの先輩の志を受け継ぎ、後輩の幸福に寄与する」という意味があります。2万1000人以キタン会は年間を通じて交流があります。* 6月の名大祭には、ウエルカムイベントが開催され、先輩や新しい友との交流や各界で活躍するOB/OGの参加もあり、世代を超えて親しく会話し学ぶこともたくさんある貴重な機会です。また、学生有志による模擬店出店などの企画もあります。* 10月の名古屋大学ホームカミングデイでは「オープンカレッジ」経済・経営学の面白さが発見できるような講義や同期会なども開催しています。* 1月には新春講演会、支部の懇親会もあり、世代を超えての交流を深めています。* 3月は「卒業のお祝い・同窓会キタン会へ入会歓迎」としてフェアウエルイベントを開催しています。イベントの詳細はキタン会のメルマガやHPでタイムリーな情報を発信しています。就活を終えた4年生による就活体験報告や相談会も開催しています。ネットでは得られない情報・質問にも答えてもらうことが出来ます。刈谷高から、1970年経済学部卒。(元)トヨタ自動車・専務(現)東海国立大学機構・理事キタン会のロゴマークは同窓生・学生・教員の《三つの和(輪)》があってこそ、お互いの繁栄が得られるとの「其湛」の精神を著しています。ネット社会の利便性を利用してオンライン開催の交流もありますが、 三つの和(輪)がさらに広がり、世代を超えた交流ができることを願っています。上の卒業生のために、東京、関西をはじめ全国に支部を設けています。また、名古屋市職員で組織する「丸八キタン会」や、企業・団体別に同窓会を組織しているところもあります。キタン会は、卒業生の親睦を深めるだけでなく、経済学部や経済学研究科に対して各種の支援事業(留学支援など)を行ってくれています。入学時から、在学中、卒業時まで、みなさんの学生生活を財政面と人的ネットワークの面から支えてくれています。『世代を超えてのネットワークづくり』『学友や先輩とも有意義な時間を共有できる場』です留学助成や業界研究会などの学生支援も活発に行っています《海外派遣プログラムで学ぶ》ドイツ・フライブルク夏季派遣プログラムやシンガポール派遣プログラムへの短期留学の助成をしています。《ゼミナールで学ぶ》どのゼミを選んだらいいか迷う?との声により、ゼミ紹介イベントを開催しています。各ゼミの代表からゼミの内容や実績などのプレゼンがされ、ゼミ選択の礎になっています。《企業研究や就職活動の支援》をするため、人気の企業による「キャリア形成講習/業界説明会」を開催しています。学部・学年を問わず参加ができ、自分がどの企業・業界に適しているのか?発見することができ、将来を考える絶好の機会となります。キタン会 会長鈴木 武活動内容同窓の絆!・交流の場!を大切にしています。経済学へのアプローチ10各界の第一線で活躍する先輩経済学部・経済学研究科同窓会「キタン会」
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