名古屋大学 理学部 2025
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21 理学部卒業生の約2割が就職などの道へ進み、約8割は大学院に進学します。初めから研究者志望の人、4年間の中で研究の道をめざす人、理由はさまざまですが、大学院は多様化する最先端科学研究の拠点であり、学際研究を担う人材を育成する環境を整えています。  研究者以外の道に進む人のキャリアも多様化しています。その他公立機関高校・中学の教員民間企業へ就職大学院進学219名卒業生からのメッセージ◉武蔵野美術大学 教授11名4名4名36名2024年3月卒業者274名物理学科 卒業宮原 ひろ子 太陽活動の変動のメカニズムや気候変動への影響について地球化学的な手法で調べるという分野横断的な研究を進めています。理学部では、初年次に全学科にまたがる広い分野を学び、またその後も、理科の教員免許の取得に向けてさまざまな科目を履修しました。その時に培われた知識や、新しい分野にチャレンジする精神が、その後の研究生活や教育活動において大きな力になったと感じています。2023年猿橋賞受賞民間企業、教員、公務員…。研究活動のなかで身についた論理的思考力や応用力、理学で得た学びは多くの企業に求められています。 理学部が大切にしているのは「専門性の深化」と「専門性の拡張」ということ。専門を深めながら、それを広げてさまざまな分野で活躍できる人材を輩出しています。大学院博士課程卒業生の進路(2023年実績)◉帝人株式会社勤務博士課程進学大学院進学就職その他就職その他恐れることなく、楽しみながら新しい分野に挑戦研究職就職その他化学科 卒業小澤 優 素材メーカーで研究開発に携わっています。化学を軸に、材料力学(物理)から微生物培養(生物)まで、さまざまな分野の知識・技能が求められる中で日々新しいことに挑戦しています。理学部では講義はもちろんのこと、研究室でも専門だけでなくさまざまな分野に目を向けるような指導を受けることができました。そのおかげで、新しい分野への挑戦を恐れることなく、楽しみながら仕事をすることができています。▶80%20%35%65%67%33%広い分野の学びからチャレンジ精神が生まれるFuture pathVoice切り拓こう、自分の道を 卒業後の進路

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