名古屋大学 医学部医学科案内 2025
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回診の様子腹腔鏡手術シミュレーター10血圧患者の増加や、長寿によっても腎臓病患者は年々増加しております。近年、腎不全に至るメカニズムの解明により、少しずつ新しい治療法が開発され、明るい兆しが見られています。当科では腎臓病の克服という目標に向けて、研究・診療・教育に取り組んでいます。治療です。免疫抑制剤は必要ですが、健常者と同等の社会生活を送ることができるようになります。移植外科では生命の危機に瀕した末期肝臓病や移植でないと根治できない肝臓癌などに対する肝移植治療を中心に診療と研究を行っています。最近では脳死者からの移植の機会も増えつつあります。私達の体は、膵臓、下垂体、甲状腺、副腎などで作られるホルモンによってうまく働くよう調節されています。糖尿病・内分泌内科では、ホルモンの異常により発症する糖尿病、下垂体機能異常症、甲状腺機能亢進症などの内分泌代謝疾患の診療・研究を行っており、疾患の発病の仕組みの解明、新しい治療法の開発などに取り組んでいます。腎臓は身体の鏡と言われ、腎臓の診療は全身の診療に繋がります。糖尿病、高肝臓・胆道(胆管および胆嚢)・膵臓に対する外科治療を行っています。特に手術難度の高い胆道がんに対する外科治療では世界的に有名で、全国から多くの患者さんが集まります。難治がんの代表とされる膵臓がんに対しても手術だけでなく化学療法や放射線療法を駆使して成績の改善に力を入れています。最近では膵臓,肝臓領域において腹腔鏡手術やダ・ヴィンチを用いたロボット支援下手術といった低侵襲治療を積極的に取り入れています。新たな治療開発を目指して様々な臨床試験を行っているほか、ゲノム解析やAIを使った次世代のバイオマーカー解析などの基礎研究にも取り組んでいます。血管外科は頭と心臓以外の全ての脈管(動脈、静脈、リンパ管)疾患を扱っています。近年の高齢化、糖尿病患者や腎臓病患者の増加により、血管が狭くなる”閉塞性動脈硬化症”や血管が拡張する”動脈瘤”などの動脈硬化症疾患が非常に多くなっています。外科手術だけではなく、血管内治療(カテーテル治療:ステント留置やステントグラフト内挿術)も行うことができるので血管外科はいわゆる”二刀流”が魅力的な科です。下肢の静脈が拡張する静脈瘤や癌手術後のリンパ浮腫の患者さんも多く受診されます。研究面では、主に動脈瘤に関する基礎研究や臨床研究を積極的に行っています。脈管疾患に興味のある学生や若手医師に対する教育指導も積極的に取り組んでいます。消化器がん全般にわたり機能温存・低侵襲手術から拡大根治手術に至るまで患者さんの状態に応じた外科治療を行っています。特に胃癌、炎症性腸疾患は国内外より患者さんや研究者が集まってきます。また、次世代の治療開発にも力を入れており、多数の治験、臨床試験を行っています。研究面では、がん創薬研究やバイオマーカー解析などがん治療の新たな可能性に向けて積極的に研究を行っています。臓器移植医療は、不全状態に陥った臓器を置換して機能を取り戻す画期的な女性の癌の中で乳癌が罹患率第1位、その診断から手術、薬物療法を担います。さらに検診啓発や予防医療、良性疾患の治療も。多科連携により女性のトータルヘルスケア向上を目指します。甲状腺・副甲状腺・副腎など、ホルモンを分泌する(内分泌)臓器腫瘍の診断および主に外科的治療も担当します。一人ひとりに最適な個別化治療を実践すること、主な研究テーマとして、臨床研究、トランスレーショナルリサーチに取り組んでいます。肝移植手術腹腔鏡手術による腎摘出術皮膚癌の手術心臓外科では狭心症に対する冠動脈バイパス術、心臓弁膜症に対する弁形成・人工弁置換術、胸部大動脈瘤に対する人工血管置換術、ステント治療とのハイブリット手術、先天性心臓奇形に対する修復術、重症心不全に対する補助人工心臓治療などの心臓大血管手術を行っています。再生医療を用いた人工弁、人工血管の開発、大動脈瘤の予防治療などの研究も行っています。2017年から心臓移植を開始しました。2018年、右小開胸下3D完全内視鏡下弁形成術、2023年よりロボット支援下弁形成術も開始している。肺癌は、日本だけでなく世界でも、最も死亡数が多い悪性腫瘍です。我々呼吸器外科では、この「肺癌」をはじめ、縦隔腫瘍、胸膜中皮腫、転移性肺腫瘍などの胸部悪性腫瘍の外科治療を主に行っています。手術の8割が、胸腔鏡を用いた低侵襲手術であり、また、ダ・ヴィンチを用いたロボット支援下手術も国内トップクラスの症例数です。さらに、大学病院ならではの拡大手術も積極的に行っております。さらに、2023年3月に肺移植実施施設に認定され、同年8月より、脳死肺移植評価入院を開始しました。既に数名の登録を完了し、来るべき1例目を行うことで、呼吸器疾患の外科治療における東海・中部地区の要となる施設の役割を名実ともに果たしたいと思っております。研究面では、手術シミュレーションなど、将来の新しい外科治療につながるような研究に力を入れております。小児外科では1000gにも満たない低出生体重児から中学生まで、また頸部、胸部(心臓を除く)、腹部臓器のほぼ全ての手術治療を行っており、臓器別に細分化しつつある外科のなかで、唯一general surgeonとして活躍することが望まれています。当小児外科は、術後も成長発達する小児に対して、成長発達を妨げないような先駆的な低侵襲手術を行っている日本でも有数の施設です。また愛知近隣の小児外科症例は小児科などの協力のもと名大病院へ集約化されつつあり、豊富な症例をバックグランドとする日本を代表する小児外科施設でもあります。研究面では低侵襲の機序の解明など臨床とつながりのある基礎研究や臨床試験を積極的に行っています。腎臓、尿管、膀胱、前立腺などの尿路系疾患を扱っています。これらの臓器の腫瘍に対して手術や化学療法を行っており、最近では腹腔鏡手術や内視鏡手術が増加しており、平成22年よりダ・ヴィンチを用いたロボット支援下前立腺癌手術、平成25年からは腎臓癌手術、平成30年からは膀胱癌手術を開始しています。慢性腎不全の患者さんに対する腎移植術、排尿障害・尿失禁に対する手術などの治療も行っています。整形外科では主に脊椎や四肢の骨・軟骨・靱帯・神経に関する疾患に対して、小児から高齢者まで広く治療を行っています。救急の現場やスポーツでの外傷だけでなく、慢性の関節疾患、脊椎脊髄疾患、骨軟部腫瘍や先天性小児疾患による障害の予防や治療を目的として、世界に発信できる最先端の診療・研究を推進しています。整形外科の目標は人体の全てにおける運動機能の回復と向上です。皮膚の病気は、アトピー性皮膚炎から膠原病、皮膚腫瘍、感染症まで、多種多様です。皮膚はヒトの体を外界から守るバリアとして、非常に重要な臓器です。名大皮膚科は、アトピー性皮膚炎の病因解明、膠原病や遺伝性皮膚疾患の分子遺伝学レベルでの研究、皮膚癌の先端的治療において、常に先駆的な役割を果しています。最先端のナビゲーションシステムを併用した脊椎脊髄手術●糖尿病・内分泌内科●腎臓内科●消化器・腫瘍外科(肝胆膵)●血管外科●消化器・腫瘍外科(消化管)●移植外科●乳腺・内分泌外科●心臓外科●呼吸器外科●小児外科●泌尿器科●整形外科●皮膚科研究・診療紹介Research / Medical care

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