名古屋大学工学部・大学院工学研究科 2025
27/36

em01× . f ytisnenbra( it yaeD3SLE2E)sp( l003210ot10I21005040302010-10-202010Electron energy loss (eV)30405060).ux10435 ps5 ps-15 ps4020Electron energy loss (eV)608010030320100柴田研究室(エネルギー理工学専攻)所属入江 優香独自開発した時間分解電子顕微鏡と応用例▲研究室で開発した検出器を使ってγ線を測定し、解析。先輩の 中にはデータベースにない放射線の測定に成功した人も。▲学部卒業時には、三重県の志摩地中海村へ卒業旅行。研究室の 先輩・後輩と一緒に楽しめました。材料特性に関わるナノメートルスケールの局所ダイナミクスに迫ることで、時空間構造や過渡現象の解明、デバイス性能の向上を実現し、省エネルギー材料・デバイス開発への貢献を目指しています。学部1〜3年次/社会の役に立つことを学びたくて、工学、中でもエネルギー分野を選びました。でも大学生活の前半に没頭したのは、入学前から決めていた名大祭実行委員の活動です。企業へのビンゴ大会の景品提供のお願いや、新入生1000人が参加する仮装行列の運営。最初はできるか不安だったことも、ほかの学生に「協力したい」「参加したい」と思ってもらえるよう巻き込み、全員でやり切る達成感を味わいました。男女を問わず学部学科もさまざまな、何十人という友人もできました。学部4年次〜大学院/所属する研究室では、未知の原子核の探索を行っていて、私はPr(プラセオジム)を対象としています。周期表に載っている元素には、原子量が異なる同位体が理論上8000個もあり、そのうち5000個は未確認。それらの発見と性質の解明をめざしています。基礎研究なのですぐに役立つわけではありませんが、発見すれば将来的に放射線やエネルギーを利用できる可能性が生まれます。学部時代は自慢できるほどの成績ではなかった私が、惜しみなく時間を割いてくださる研究室の先生や先輩、目標となる女性の先輩のおかげで、基礎から学び直し大学院で研究を楽しめるまでに。それも名大でしかできない高度な研究に取り組むことができて、入学前の夢が叶った6年間でした。26キャンパスライフストーリー わたしの6年間名大祭実行委員の活動に、高度な研究。思い描いた大学生活を実現できた。レーザーによる放射性物質の分析とその応用(富田研究室)分子が光を吸収する特性は、それを構成する同位体により異なります。この特性を利用した超高感度なレーザー光吸収分光に基づく放射性同位体分析法を開発し、有機炭素資源の分析や環境計測への応用を進めています。ここがスゴイ! エネルギー理工学科中性子でがんを治療する!(瓜谷研究室)BNCTと呼ばれる中性子を使ったがん治療方法が正常細胞を傷つけない体に優しい治療方法として注目されています。私たちは、BNCTのための加速器とリチウムターゲットを用いた新しい治療用中性子源と医療用計測手法を開発しています。ナノの世界の高速現象を解き明かす(桒原研究室)

元のページ  ../index.html#27

このブックを見る