N2U-BRIDGE世界で始めてつくられた、劣化した橋の部材や構成要素からなる実物スケールの橋梁施設です。実際に傷んだ橋を診ながらインフラのドクターとなる勉強や、インフラの点検診断技術を開発しています。地域戦略研究室(環境学研究科 都市環境学専攻)所属林 龍矢▲交通量データや気候変動による影響を踏まえ、大都市や中山間 地域などの交通インフラへの有効な施策を提案することが目標。▲コロナ禍の中でも密を避けて旅を楽しもうと、離島も旅先に。 写真の与那国島の他、屋久島や利尻島などへも行きました。学部1〜3年次/旅行先の街や交通機関を見て、「人が幸せになる交通って、どんなものだろう?」と興味を持ったことが、この学科を選んだ理由の一つです。入学後は47都道府県の制覇を目標に、友人を誘っては旅に出かけました。移動も宿泊も食事も、すべて自分たちで計画。現地の人と話して土地の文化にふれ、地図アプリの写真では分からない街の様子を体感できたことは、大きな収穫です。授業では環境土木系の専門科目が興味深く、中でも「空間計画論」では、戦後、道路整備を中心に発展した名古屋の街の歴史を知り、過去を知ることが将来のまちの在り方を考えるうえで大切だと学びました。学部4年次〜大学院/現在は他大学や研究機関と共同で、気候変動による影響予測と適応評価に関する研究に取り組んでいます。私は鉄道や道路などの交通インフラの分野において、交通工学や地盤工学など土木工学全般の知識を駆使して、気候変動による被害を軽減するための施策を検討しています。知見の豊富な先生や他の学生から日々刺激を受けながら、前例のない研究に取り組み、国や自治体の検討に役立つ成果を出せることがやりがいです。アルバイトでは低炭素化にもつながるシェアサイクルの貸出ポート増設に向けた、現地調査や提案に携わる活動にも挑戦。人々を幸せにする交通インフラ創造への貢献を目指しています。30キャンパスライフストーリー わたしの6年間研究と旅、アルバイトを行き来して、人々が幸せになれる交通インフラを探求。名大東山キャンパスの創造的再生20年を超える名大キャンパスの再整備には建築学プログラムの教員が参画しており、その成果は、2015年日本建築学会賞(業績)、平成29年度省エネ大賞・資源エネルギー庁長官賞(業務分野)として表彰されました。教育プログラム環境土木工学プログラムは、日本技術者教育認定機構(JABEE)による認定プログラムとなっています。JABEE認定プログラム修了者には、国家資格である「技術士」の第一次試験免除に該当する「修習技術者資格」の自動取得というメリットが与えられます。さらに、JABEE認定プログラムは国際的同等性が保証されており、JABEE修了生が将来、海外留学や技術者として海外で働く場合に有効な手助けとなります。建築学プログラムは、専門分野に関わる基礎知識を修得し建築学の全体像を把握した後、学生自身の関心と自主的な判断により科目選択し、より深く専門知識を学ぶ教育カリキュラムを採っています。建築学プログラムの教育プログラムは、国家資格である「建築士」の受験資格の学歴要件として認められており、卒業後すぐに「建築士」が受験できます(二級・木造建築士はすぐに取得できます)。ここがスゴイ! 環境土木・建築学科
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