名古屋大学工学部・大学院工学研究科 2025
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私たちの生活は、医薬や有機電子材料、繊維など機能を持った有機化合物に支えられています。本専攻では、小分子から巨大分子(高分子・超分子)まで全ての有機化合物の物性・合成と応用に関する高度な専門知識が身につきます。広範な分野の世界最先端研究を通して、社会で活躍できる研究者を育成します。■有機構造化学   忍久保 洋 教授■有機反応化学   大井 貴史 教授■触媒有機合成学  石原 一彰 教授■高分子物性学     野呂 篤史 講師■機能高分子化学    上垣外 正己 教授■高分子組織化学    竹岡 敬和 准教授■超分子・高分子化学  井改 知幸 准教授原子・分子レベルでの物質制御に基づき、持続可能な社会を支える新物質を生み出し応用展開する学問領域を担います。固体化学や物理化学に関わる深い知識を涵養する専門教育と、化学の視点から物質の成り立ちを解明し革新材料の創製につなげる研究を行います。新たな研究フロンティアを拓く研究者を育成します。■超分子設計学     酒田 陽子 教授■触媒設計学      薩摩 篤 教授■材料設計化学     鳥本 司 教授■エネルギー変換化学  菊田 浩一 教授■構造機能化学  松田 亮太郎 教授■機能材料化学  大槻 主税 教授■多孔材料化学  中西 和樹 教授■機能物質工学  長田 実 教授■ラジカル化学  熊谷 純 准教授生命現象を分子レベルで解析・理解すると共に、その機能を人工的に再構築して幅広く利用することをめざしています。バイオテクノロジーの開発や生物機能を抽出・デザインする技術によって、「いのち」の精緻な働きを工学的に利用していく道を拓きます。基礎と応用を有機的につなぐ研究者を育成します。■生体分子応用化学   村上 裕 教授■生命超分子化学    浅沼 浩之 教授■化学遺伝学       清中 茂樹 教授■生物化学工学      本多 裕之 教授■分子生命環境プロセス  堀 克敏 教授望みの有機反応を立体選択的に制御・促進させるための高機能テーラーメイド型単一分子・超分子触媒を、独自に体系化した酸塩基複合化学を基盤に設計・開発し、低環境負荷社会に貢献する合成化学技術基盤の構築を目指しています。石油や植物を原料とするビニルモノマーに対して、分子量、立体構造、モノマー配列を制御する精密重合を開発し、高機能、高性能、分解性などの機能性高分子の設計、合成に関する研究を行っています。キラル鉄(Ⅲ)光レドックス触媒:環化付加反応ビニルモノマーの精密重合低毒性なAg-In-Ga-S多元半導体ナノ粒子の発光とその制御ナノ材料は、単結晶や分子と全く違う性質を持ちます。私たちは組成、形状とサイズを精密に制御して金属・半導体ナノ粒子を合成し、光と電子の流れを自在に制御できる新規な機能性材料を開発しています。生体に適応する機能や光に応答する機能を持つ材料を創製する研究を進めています。原子や分子のレベルの構造からマクロな物性発現まで、応用を見据えて基礎的な現象解明に取り組んでいます。感染症・癌の治療に役立つ人工抗体の創製人工的な抗体分子を簡便に取得する技術を開発し、感染症・癌の診断や治療に役に立つ人工抗体を創製しています。また、新たな人工核酸を作り、次世代型核酸医薬、光駆動型DNAナノマシン、高機能ナノマテリアルの研究を進めています。微生物で低炭素社会を実現する「微生物」「界面」をキーワードに分子スケールでの基礎的研究を進め、これを土台にリアクター・環境スケールでのグリーンイノベーションにつながる新しいバイオものづくり技術・バイオレメディエーション技術の開発を目指しています。Chemistry and BiotechnologyMolecular and Macromolecular Chemistryナノからマクロスケールの7化学生命工学科有機・高分子化学専攻有機化学講座高分子化学講座有機化合物の化学材料・物質の創製と応用持続型社会を支えるいのちの働きを工学する講座紹介応用物質化学専攻Materials Chemistry応用物理化学講座固体化学講座生命分子工学専攻Biomolecular Engineering分子生命化学講座生命システム工学講座

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