GUIDE TO NAGOYA UNIVERSITY 202580渡航先:シンガポール渡航先:ドイツ渡航先:タイタイ料理教室の集合写真集合写真oktoberfest情報学部 人間・社会情報学科卒業(4年次に渡航)加藤 誠也 さん出身校: 愛知県立刈谷高校工学部 機械・航空宇宙工学科4年(3年次に渡航)石川 幹 さん出身校: 宮城県立仙台第一高校文学部 日本史学専攻3年(1年次に渡航)上成 朱音 さん出身校: 名古屋市立菊里高校全学交換留学プログラム「シンガポール国立大学」 将来的に海外で働きたいと漠然と考えていた事や、コンフォートゾーンを出る経験の必要性を感じ、海外留学に興味を持ちました。その中でも、多様な人種・文化が混在する国家にあり、魅力的な講義を履修できるシンガポール国立大学を志望しました。大学の講義は課題が非常に多くて大変でしたが、ビジネスでのデータ利活用の方法など、実用的で興味深い内容の講義が多かったです。ほぼ全ての講義で取り入れられていたグループワークでは、シンガポール英語の訛りに苦しむと同時に、成績が進路に直結する正規生の勉強への熱意に圧倒されていました。日々の生活に必要なものが全てそろっていたキャンパス内の寮で、様々な国から来た正規生や留学生と寝食をともにし、多様な価値観に触れる事ができました。寮はハウスと呼ばれるグループに分かれており、同じハウスの仲間とスポーツをしたり、海外旅行に行ったりしたのも良い思い出です。勉学に打ち込める環境でアジア・世界中から集まった優秀な学生と過ごした中で、自分の視野・行動の幅を広げるとともに、彼らの努力を惜しまない姿を日々目の当たりにし、自身の物事への向き合い方を内省する契機となりました。留学での貴重な経験を自分のキャリアや今後の人生に活かしていきたいです。全学交換留学プログラム「ミュンヘン工科大学」 1年生の夏に初めての海外渡航でアメリカのノースカロライナ州立大学へ短期留学し、現地学生との交流で自分がもっていなかった考えや生き方を知ることができました。その後さらに海外の様々な文化や人を知りたいと思い、そして海外大学院や国際的環境で働くことへの興味もありミュンヘン工科大学への1年間の交換留学を決意しました。ミュンヘン工科大学では名大にはないような授業を履修しています。最初は知らない専門用語ばかりでしたが、重要単語は繰り返し出てくるので少しずつ覚えていきました。イベントには毎回プレッツェルなど用意されておりドイツ文化を大いに感じています。週末は旅行をしたり、ハイキングやホームパーティーに参加しています。気軽にヨーロッパ各国に行けることもヨーロッパ留学の大きな魅力です。私はドイツに来て本当に良かったと思っています。最初の1か月でドイツの食、自然、伝統に感激し、ヨーロッパ各国の観光では同じヨーロッパでも国が違うと人柄、建築、食が変わってしまうことに驚愕しました。ヨーロッパ各国やアメリカを見ることで日本の穏やかさと和食という日本の魅力や素晴らしさを再認識できました。この思いは実際に現地で生活したからこそ得られたものだと思います。この経験を今後の学生生活そして卒業後のキャリアに活かしていきたいと思います。国際理解科目 短期海外研修(チュラロンコン大学) この研修では名古屋大学の学生一人ずつにチュラロンコン大学の学生一人ずつがバディとしてついてもらえるため現地の学生と交流ができ、他のヨーロッパやアメリカへの研修と比べると金銭的な負担が軽いという理由で参加することを決めました。一緒に参加した仲間たちや、先生方、現地の学生の皆さんのおかげでとても充実した研修を過ごすことができました。この研修が初めての留学でしたが、全体を通して非常に視野が広がったと感じました。バンコクは非常に発展していました(名古屋よりも全然都会でした)が、バンコク郊外は建物やお手洗いがまだまだ整備されていないなと感じる場面も多く、発展途上国の現実を垣間見れたと思います。また、海外である程度の期間滞在することを通して、日本の道路の綺麗さや日本製品の優秀さなどたくさんの日本の良いところ、また反対に日本が見習ってもいいのではないかと思うところもたくさん発見しました。この研修を通して、もっと長期間留学してより多くの経験をしたいと思い、今は交換留学に向けて準備をしています。このタイ研修で仲良くなったチュラロンコン大学の学生とは今も連絡を取っていたり、来日した際には一緒に観光したりと、とても楽しく有意義な経験になりました。留学体験記
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