名古屋大学 経済学部案内 2026
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●フライブルク大学への派遣時期:9月頃/日数:4週間/人数:10名程度/内容:語学研修・フィールドワーク私は全学交換留学プログラムで 2 学期間、スイスのジュネーブ大学に通いました。多数の国際機関・多国籍企業が本部を置くこの都市には、多様な文化を持った学生が集まります。私がここで特に力を入れたことは、大学の授業でのグループワークです。  2 学期間グループワークのある授業に複数参加し、各々約 1 ~ 2 ヶ月間、授業内外で現地の学生や留学生と議論を通じてプロジェクトを策定し、プレゼンテーションに取り組みました。特に最初の学期は、周囲から納得してもらえる意見をなかなか出すことが出来ずに落ち込むこともありましたが、落ち着いて周囲を観察すると、チームメイトの質の高い意見や文献調査には、たとえ創造的なアイディアが求められる経営系の課題で「高麗大学英語開講冬季プログラム」に参加し、人文教養科目を英語で学びました。参加前は、留学経験はもちろん海外渡航の経験もなかったため、すべて英語で行われる講義を受講することに大きな不安を抱きながら渡航したことを覚えています。講義では、K-Cultureの背景にある韓国メディアの歴史や特徴について学びました。内容自体は、大学受験で身につけたリスニングやリーディングの力で問題なく理解できましたが、レクチャー後のディスカッションで意見を交わす際には、思うように発言できず、もどかしさを感じる場面もありました。もっと論理的に自分の考えを伝えられ●シンガポール国立大学への派遣時期:2月頃/日数:10日間/人数:10名程度/内容:日本企業の訪問・現地学生とのディスカッション経済学部 経済学科4 年 宮田 賢 さん経済学部 経営学科3 年 山田 凛 さん5名古屋大学経済学部案内●高麗大学への派遣時期:12月~1月/日数:3週間/人数:10名程度/内容:人文社会理系の英語開講講義から選択受講あっても、必ず大量のインプットとそれらを結びつける論理的思考がベースにあることに気付きました。その後は意識をしてより多くの文献を読み、順序立てて自身の意見を加えることで、周りからより多くの納得を得られるようになり、全体の意見に取り込むことが出来ました。これ以外にもプレゼンテーションや文書作成など多くの反省点はありますが、プロジェクト内外でのチームメンバーとの関わりを通じた、新しい価値観や考え方との出会いはとても興味深く、自身の視野を広げる出来事だったと実感しています。社会に出れば今まで以上に課題解決が求められると思いますが、ここでの気づきや学びをこれからも伸ばして、文化や言語の垣根を超えて活躍できるようになりたいです。るようになりたいという思いは、帰国後の英語学習への大きな原動力となりました。もう一つの大きな収穫は「自信」です。鑑賞した作品について課された2000字程度の期末レポートを自分の力で英語で書き上げ、良い成績を収めることができたことは、大きな自信につながりました。実際に海外に行ってみなければ得られない経験が数多くあることを実感し、世界中の学生との交流を通して自分の視野が大きく広がったと感じています。今回の経験を糧に、今後も積極的に挑戦していきたいと思います。名古屋大学経済学部では、グローバル人材の育成を目指して、複数の国際交流プログラムを提供しています。例えば、ドイツ・フライブルク大学への夏季派遣プログラム、シンガポール国立大学への派遣プログラム、韓国の高麗大学への派遣プログラムなどがあります。1学年205名の入学定員に対して約40名分の枠が用意されているため、5人に 1人はこれらのプログラムを利用して海外経験をすることになります。また、これらの派遣プログラムでは、政府や企業、大学や同窓会(キタン会)から資金的な⽀援を頂いて、学生の渡航費用を補助しています。学生の派遣だけではなく、シンガポールなどの海外協定大学の学生の受け入れも行っています。日本に来た学生は、学内で講義を受講するだけでなく、名古屋大学の学生と 一緒に工場見学やグループワークに参加しています。名古屋大学の学生は、日本に居ながらにして、あるいは、自分が海外派遣プログラムに参加する前に、国内で海外の優秀な学生と触れあい、一緒に学ぶことができます。さらに、名古屋大学全体としても、世界に100以上の協定大学をもち、数多くの海外派遣プログラムを提供していますので、学生は自分の語学レベルや目的に合ったプログラムを選択することができます。経済学部の派遣プログラムを経験した学生の多くが、その後、交換留学しています。大学全体のプログラムに加え、経済学部独自の海外派遣プログラムも充実海外派遣プログラムで学ぶ

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