□□□□□□クリズムX線天文衛星XRISMKentaro Tanaka02小惑星リュウグウの形成シミュレーション核外輸送に重要な複合体の構造名古屋大学 理学部長10結び目理論の模型11植物の気孔の役割とその開閉機構12酵母の細胞内にある様々な器官理学は、研究を通して自然と対話し、その中の原理や法則を探求する学問です。「なぜ?」や「どうして?」 または 「こんなことできるかな?」といった知的好奇心に導かれた研究の成果として、新しい創造や発見が生まれます。研究の成果は、すぐに社会に役立つものもあれば、長い年月をかけて他の成果と合わさり私たちの世界を大きく変革するものもあります。 理学研究はこのような幅広いタイムスケールの中で、さまざまな研究分野が関連しながら発展していくところが醍醐味です。例えば、量子力学は100年前に原子や分子などのミクロな世界を数式により表すことを目指して生まれましたが、化学反応の解析や設計、細胞内部の観察、宇宙の成り立ちの解明などに無くてはならない概念となり、現代社会では次の産業革命の立役者と言われています。 このようなゼロからイチを生み出す理学研究は、さまざまな学問領域だけでなく人類社会の変革にもつながります。 世界屈指の研究大学をめざす名古屋大学において、理学部はその中心となる学部です。ここからノーベル賞受賞者4名を輩出しました。名古屋大学理学部は、自然科学分野における先進的、国際的な研究拠点として国内外から高い評価を受けており、知的好奇心を刺激する教育、他の大学にないユニークな研究、さまざまなゼロからイチを生み出す研究が進行しています。 私たちを取り巻く自然の中に感じた不思議なことを解き明かしたい、誰も知らないものを発見したい、いまだに存在したことがないものを作ってみたい、と思う学生や研究者が集まってきます。 みなさんも、ここ名古屋大学理学部で知の創造を楽しみ、未来を幸せにする研究に挑戦しませんか?田中 健太郎貫く真理への探究
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