左:硬膜の免疫細胞像 右:ミクログリアと血管左:損傷を受けた神経細胞(緑)とその周囲に集まるミクログリア(赤) 右:疾患遺伝子を持つマウスの神経の走行大人の脳はかたまりとして見えますが、もとをたどれば、胎児の頃、脳室という水たまりを包む薄い皮のようなものが次第に分厚くなっていくことでできていくのです。ニューロン(神経細胞)が生まれ、動き、並び、配線やグリア細胞との協働体制を整えながら、脳ができます。 能はこれらの細胞が協調して生理作用を起こす結果発揮されます。そのためその生理作用が損なわれることによって、高次脳機能に異常をもつ精神・神経疾患が生じます。私たちの研究室では2光子顕微鏡、ホログラフィック顕微鏡などの先端光学システムを用いて、神経グリアの多細胞で構成される回路の生理機能を解き明かし、これが破指します。6 | Nagoya University School of Medicine 私たちの脳内には神経細胞およびグリア細胞が存在します。学習・記憶・情動などの高次脳機綻するメカニズムを探ることで病態の理解を目 私たちの研究室では、外傷、疾患、老化、ストレスなどの様々なダメージに対して脆弱な神経細胞を保護し修復に導くためのメカニズムを明らかにしたいと考えています。また、様々な臓器に神経が張り巡らされていることから、臓器の損傷や疾患に関わる神経応答メカニズムにも注目しています。このようなメカニズムを解明するため、独自の遺伝子改変動物や新しい技術を用いて機能解析を行い、疾患や疾患発症以前の病態の理解を目指します。 脳がどうできるのかを研究しています。先天性障害の原因解明や幹細胞を使った再生医療を意識しつつ基礎的知見を得ています。組織中の細胞の挙動をライブ観察し、遺伝子発現やタンパクの機能を追求します。ホームページに動画付き紹介があります。 医学系研究科には、大きく基礎医学系、社会医学系、そして臨床医学系の三系統に分類される多くの学研究センター(4部門:9分野)があり、さらに大学附属研究施設として環境医学研究所(2部門:8分野、2センター)があります。 これら講座および研究施設の部門では、(i)各専門領域についての医学教育、(ii)先端医科学の研究、さらに臨床系諸講座においては(iii)最先端医療機関としての附属病院における診療の実践を担っており、三つの職 務は互いに深く結びついています。ここでは、各講座・研究室における研究・診療の内容について紹介します。講座・分野があります。また、神経疾患・腫瘍分子医■ 細胞生物学■ 分子細胞学■ 機能組織学機能形態学講座基 礎 医 学 系研究・診療紹介 Research / Medical care
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