奈良女子大学 Campus Guide 2020
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大学院 人間文化研究科 Graduate School of Humanities and Sciences講座●人間行動科学講座●共生社会生活学講座●社会・地域学講座●生活環境計画学講座社会生活環境学専攻 4講座からなる本専攻は、大きく3つの領域に分けられます。人が生まれ成長・発達する過程を心身の両側面から探究する分野、人間の社会や文化・歴史を探求する分野、また人間の環境や生存空間を研究する分野です。人が人として成長し、社会を作り文化をはぐくみ、豊かな生活を送るためには、人の生活をトータルに扱う視点が必要になります。科学が細分化され、専門分化されつつある中で、本専攻は文理融合のもとに人や社会の豊かさを総合的に探求します。そして世界を知的に理解し、知の産生に貢献する人材を養成します。本専攻では、講義や演習の他にフィールド調査、ゲストによる講演、見学など多様な方法を用いて院生の研究を動機付け、知的な貢献のできる研究者、そして社会に役立つ高度職業人を養成しています。※博士後期課程は2020年度改組を計画中 本専攻は、社会事象-言語認識、西洋世界-アジア世界という2つの基軸をたて、それに対応する3講座からなっています。奈良文化財研究所、奈良国立博物館、宮内庁正倉院事務所と連携して客員教員を迎え、充実した専任教員とともに<古都奈良>を基本的視座に据えると同時に、社会科学、自然科学までを専門とする多数の兼担教員を擁し、人類の自己認識の学である人文科学の新しい展開を追求しています。 徹底した少人数教育により、古都の学術研究に適した静謐な環境の中で、地球市民として文化の多義・多様性をそれ自体として追求しつつ、この時代にふさわしい新たな日本社会のアイデンティティの確立に寄与する主体的な研究者・高度職業人の養成をめざします。講座●文化史論講座●日本アジア文化情報学講座●欧米地域文化情報学講座比較文化学専攻 本専攻では、自然科学的な基盤に立脚しつつ、基礎科学的視点と応用科学的視点が深く関わる新しいタイプのさまざまな現象に対して、法則・原理の発見、独創的理論の構築、未知の現象の予測など、新たな技術革新の"芽"を生み出すような複合・発展的教育研究を行います。本専攻では、数学、物理学の基盤的複合教育研究講座である「現象構造解析講座」、「複合自然構造講座」の2講座に加え、発展的複合教育研究講座である「複合情報科学講座」を設け、数学、物理、情報科学分野が相互に協力しうる体制をとっています。少人数教育によるマンツーマンのきめ細かな指導を精神として学問領域を越えた協力による学生指導を行い、高度な基礎科学の知識に裏打ちされた複合的かつ発展的な問題処理能力を持つ人材の養成をめざします。講座●現象構造解析講座●複合自然構造講座●複合情報科学講座複合現象科学専攻 生活者の視点からの工学の推進、そして人と暮らしを中心とした物づくりの実践を通じて、領域融合型の生活工学教育・研究を展開し、科学技術に生活スタイルを合わせるのではなく、生活スタイルに合わせた科学技術の創造が求められています。本専攻では、安心・安全で豊かな未来の社会・生活を創造すべく、素材工学、情報科学、環境デザインの専門分野を横断したコラボレーションによる教育・研究を行い、生活に関連する諸課題を生活者の視点に立ち、工学的手法に基づき解決できる研究者・技術者の育成を教育理念としています。人間と生活環境に関わる現実の諸課題に強い関心をもち、工学的観点から課題解決に取り組む意欲・能力をもつとともに、研究成果の提案を通じて社会に貢献する高い志を有するような人材の育成を目的としています。生活工学共同専攻 本専攻は、人類がかかえる最重要課題の解決に寄与できる人材の育成を目的とします。即ち、安全・快適・健康な人間生活の構築、環境に負荷を与えない物質変換システムと機能性材料の創成、生命現象の解明ならびに調和ある生物環境をめざす教育研究を行います。このために、食物・化学物質・生活素材について、分子レベルや個体レベルでの生体反応の解明やバイオサイエンスの手法に基づく生活習慣病予防などに寄与できる人材、ナノ分子科学を基盤にした環境に負荷を与えない物質変換システムと機能性材料の創成を図ることができる人材、生命現象の解明ならびに他の生物や環境物質との相互作用の解明を通して調和ある生物と環境のあり方を構想できる人材を育成します。講座●機能性物質科学講座●生物環境科学講座●食物栄養科学講座●環境生活科学講座共生自然科学専攻大学院人間文化研究科 博士後期課程比較文化学専攻社会生活環境学専攻共生自然科学専攻複合現象科学専攻生活工学共同専攻47 Nara Women's University

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