奈良女子大学 Campus Guide 2020
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細部にも注目すると、玄関天井や建物基部に施されたデザイン紋様など、興味深い発見があるかもしれません。南側の外壁に掛けられた鐘はかつて授業の合図などに用いられたようです。十字形平面の鉄板葺の建物で、屋根の棟飾りや窓廻りは記念館と類似した意匠でまとめられています。中央の両開き扉と、両脇の片開き扉で構成されます。意匠や配色に凝った設計で、門柱に挟まれた先に見える記念館は奈良女子大学を象徴するシーンです。100年前の先輩学生たちもこの門をくぐり、向学心をかき立てていたことでしょう。「百年ピアノ」は、本学の前身である奈良女子高等師範学校の創立当時(1909年授業開始)に購入され、戦後永らく倉庫に眠っていたもので、2005年6月に学内で発見されました。学外で4ヶ月を費やした修復を終え、同年11月14日に美しい姿に戻って本学記念館に帰ってきました。毎月行っているランチタイムコンサートで今も活躍しています。本学大学院の入学宣誓式や大学院学位記授与式、ランチタイムコンサートはここで行っています。また毎年春と秋の一般公開では、特別展示等を行っています。奈良らしい和の雰囲気漂う四阿(あずまや)から眺望する記念館も格別。桜、新緑、紅葉など四季の表情が楽しみになる風景です。学生の憩いの場であると同時に、写生や撮影を楽しむ方々も訪れる名物スポットです。1994年2月26日から12月25日にかけて改修工事を行い、同年12月27日に守衛室および正門とともに国の重要文化財に指定され、一階は展示室、二階は講堂として活用しています。正門守衛室四阿からの眺望奈良女子大学のシンボル奈良女子大学記念館は、1908年2月に着工、翌年10月に竣工し、奈良女子高等師範学校本館として、創設当初から一階は事務室、二階は講堂として利用されていました。1949年に国立奈良女子大学として生まれ変わった後も、この建物は大学本部と講堂として使用されていましたが、1980年に本部管理棟が、1983年に講堂が新築されたため、1990年に「記念館」と名称を改め、保存することとなりました。Campus Life百年ピアノ記念館ガイド51 Nara Women's University

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