名寄市立大学広報誌 Info@NCU 2021 Summer Vol.9
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野村私がお花をいけております。名寄市内の先生に生け花を習いに通っていて、先生のお庭からいただいたお花などを飾っています。中田野村学長の学長室はお花も飾ってあり、リラックスができるような、また、学生でも来やすいような親しみやすい雰囲気があります。野村自分がリラックスできる空間を作りたいと思っていましたが、他の方からもそのような空間だと言っていただいてとても嬉しいです。野村パッチワークと生け花を名寄市に来てから始めました。こんな状況だからこそ自分で門をたたいて、なにか新しいことを始めてみようと思えたのかもしれません。自分が先生をやっていると受け手、学生の気持ちがわからなくなるんです。でも、今回始めた生け花もパッチワークも私は1年生。周りの生徒さんと比べると大学生と小学生くらいの落差を感じます。お花の先生から、「あなたは初心者だからこのお花よ」とか言われて、すごく落ち込みますし悔しいです。(笑)でもそれと同時に「学生達もこんな風に落ち込んだりするのかな」と気づかせてくれるのです。人から教わるということで学生の立場に立つチャンスがありそういう機会を大切にしたいと思います。私が以前勤めていた大学で、卒業生からもらった色紙やアルバムです。少し気分が落ち込んだ時など、見返すと自然と「あれ、なんで落ち込んでいたんだろう?」と忘れさせてくれるんです(笑)同時に、教師になってよかったと思わせてくれます。私の元気の源です。野村全体的にとても礼儀正しい学生ばかりですね。一所懸命勉強をしてくれるので先生たちはとてもやりやすいと思います。また、地域的にも勉強に集中できるいい環境だと思います。逆に学生の立場から見て、ほかの地域から来てどう感じましたか?高瀬私は入学式に雪が降っていたのが印象的でした。また、農業体験など地域の人を交えた授業など市民の方が大学のことを気にかけ、また、大学側も地域のために何かやっていくなど双方のやりとりがとても新鮮でいいところだと思いました。野村確かにそのことは本学の特色であると思います。以前勤めていた都会にある大学では市民との関係を作っていくのは難しかったです。本学では歴史的にも地元との関係を築き上げており、とても素晴らしいことだと思っています。野村コロナ禍でなければ、ボランティアでもアルバイトでもやったことがないことに学生時代はなんでもチャレンジしてほしいですが、残念ながら今はそうは言えない状況です。ただ一つどうしても伝えたいことは、落ち込んでしまうことなども含めてこのコロナ禍の経験を自分の中に留めておいてほしいということです。こういう経験は今後二度とすることはないかもしれません。だからこそこういう経験をしていることで、今後、つらい状況になった人たちに思いをはせることができるなど将来に活きると思います。そのため、まずは第一歩としてこの体験を「嫌だったな」と流さないでしっかりと受け止めてほしいと思います。―お花がきれいでとても印象的ですね。―学長のニューノーマルがあれば教えてください。―コロナ禍にいる学生へ伝えたいことはありますか。―名寄市立大学の学生の印象を教えてください。学長の宝物見せてください

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