名寄市立大学広報誌 Info@NCU 2021 Winter Vol.10
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ー社会に出てから思う社会人と大学生の違い沼尻-「責任」の重さですかね。学生の頃は課題を忘れても自分の責任です。社会に出ると、例えば手術をする患者さんが自分のミスで手術中止になると、自分だけでなく、患者さんや手術に携わるスタッフの人たちみんな困ります。なので単純な仕事ひとつでも適当にはできません。就職して3年目でもプレッシャーは日々感じています。前田-自分のミスで患者さんの命に関わる仕事なので毎日毎日プレッシャーです。怖くなっちゃいます(笑)。ですが、それを乗り越え、患者さんが徐々に元気になり無事退院したり、そのご家族からもらう言葉で頑張ってよかったなって思いますし、その達成感があるから頑張れます。ー名寄市立総合病院を選択した理由前田-地元であり、患者としてもなじみある病院だったこと。また、実習でお世話になり、各病棟や看護師、医師の雰囲気が少しでもわかっていることが一番大きかったです。他の病院とどちらにするか迷ったこともありますが、自分が知っている病院がいいと思って選びました。沼尻-名寄市立総合病院で働きたいから名寄市立大学を選びました。就職先を決めていたのであまり進路に迷いはなかったですね。ー学生時代やっておいてよかったこと-看護師1年目で大変だったこと。-学生へのエール沼尻-諦めずに勉強を続ければ国試も絶対に合格できます。プレッシャーに負けず頑張ってください。応援しています。活動はやっていてよかったです。あとは勉強ですね(笑)。大学で学ぶ看護の勉強ってすごく大事で、学生の時にはそれになかなか気づけなくて、どこかで「楽をしたい」と思っていました。社会に出て「もっと勉強しておけばよかった」と思うことが沢山あったので、勉強は学生のうちに沢山しておいて損はないです。前田-看護師は患者さんとお話ししたり、電話を掛けたりという機会が沢山ある仕事なので、コミュニケーション能力はアルバイトですごく身に付いたと思いますね。ー国家試験の勉強と卒業論文の乗り越え方沼尻-国試の模試の点数は本番直前まで伸びませんでした。範囲が広すぎて…(笑)でもコツコツと勉強していけば全部の範囲が終わってから少しずつ点数は上がっていくので諦めずに頑張れば成果は出ると思います。前田-退館時刻ギリギリまで大学で卒論をやって、それ以外の時間で国試勉強でした。周りはどんどん点数が伸びるのに、私はずっと停滞していてすごく焦りましたが、最後まで友人と励ましあって勉強していました。グループラインで語呂などをみんなで共有しました(笑)。最後は自分を信じてマイナスなことは考えないようにしていました。前田-知っていた病棟とはいえ、毎日の課題や先輩からの指導、新たな技術の習得、新しい人間関係など慣れるのに必死でした。でも、実家からの通勤だったので家族の支えは大きく、また、同期とご飯に行き息抜きをして乗り越えました。前田-辛い時は一旦休んでもいいと思います。国試の勉強は社会に出てから必ず役に立ちます。頑張ってください。大学×名寄市立総合病院沼尻-他の学科や学年の友人と交流できたので、サークル

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