名寄市立大学広報誌 Info@NCU 2022 Spring Vol.11
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INTERVIEW名寄市立大学学外実習終了者十月に旭川医科大学病院で二週間の臨床栄養学臨地実習を行いました。実習に向けて、テスト期間にまとめていたノートを見返したり、図書館で臨床栄養学に関する本を借りて読んだりしました。また、実習中に糖尿病食、腎臓病食、果物アレルギー食の三種類の献立作成の課題と栄養指導実践があることを事前に聞いていたので、それぞれの病気やアレルギーに応じた調理のポイントや食品の選び方を勉強し、栄養指導の際の食材のイラストやお惣菜、お菓子のエネルギー量を表に示した媒体を作成しました。実習先では、栄養管理と給食管理の両方を学ぶ機会をいただき、同時に給食直営病院の魅力を感じました。栄養管理の実習では、糖尿病や心臓病などのカンファレンスへの参加や、患者さんのベッドサイドに訪問して、InBody【体成分分析装置】測定の見学をしました。また、管理栄養士や薬剤師、臨床検査技師の方々から貴重なお話をいただき、現場で働く管理栄養士の役割を理解するとともに各職種との関わりを学ぶことができました。給食管理の実習では、調乳やソフト食、ミキサー食の調理実習や嗜好調査の集計、残食調査を行いました。アンケートの集計は思っていたよりも時間と労力がかかりましたが、患者さんの声を拝見でき、とても勉強になりました。実習をしながら課題をこなすことは大変でしたが、それだけ新しい発見や多くの学びを得ることができました。これからは、実習での経験を活かしながら大学での勉強に主体的に取り組み、知識の幅を広げていきたいと思います。三年生の時は、新型コロナウイルスの影響により臨地実習に行くことができず、学内実習を行いましたが、四年生では、様々な感染対策を行いながら、名寄市立総合病院で臨地実習を行うことができました。臨地実習では受け持ちの患者さんに対してバイタルサイン測定や日常生活の援助などをさせていただくので、実習前は疾患の勉強や看護技術の練習に取り組みました。また、病棟の特徴も踏まえて心電図や人工呼吸器の勉強にも励みました。実習前はとにかく不安な気持ちが大きいので、たくさん勉強することで少しでも不安要素を減らし、笑顔で患者さんに会えるようにという気持ちでいました。実習では人工呼吸器を装着しており、会話が困難である患者さんを受け持たせていただきました。最初は、患者さんが伝えたいことを理解できなかったらどうしようという不安があり、コミュニケーションを上手にとることができませんでした。しかし臨床指導者からの指導を踏まえて、表情や仕草を観察すること、文字盤やジェスチャーを用いることで、会話はできなくても患者さんとコミュニケーションを取ることができて不安が解消され、より患者さんに寄り添った看護ケアに活かすことができました。臨地実習では自分の力不足を感じて落ち込み、負けそうになることもありますが、その分日々沢山の指導をいただき、多くの学びを吸収できます。また患者さんの笑顔を見られることや回復をともに喜ぶことができて、本当に貴重な経験だったと感じています。卒業後は看護師として働くので、この経験を忘れずに活かしていきたいです。シャルワーク現場実習を行いました。の問題を見つけたり、社会福祉士の役割や業務などを学びました。新型コロナウイルスの感染症対策もあり、実習の内容は、講義が多かったですが、最終日には敬老会に参加して住民の方と縁日を楽しみました。に行った地区踏査があります。指導者さんが運転する車に乗って猿払村を巡りました。事前学習で猿払村は漁業と酪農が盛んであると学びましたが、地区によって家の造りや身につけるものなどに違いがあることに驚きました。初日は驚きが大きかったですが、実習をしていく中で猿払村の社会資源や職業なども含めて問題を考えられるようになりました。うところはありませんが、今の自分に何ができるかを考えられるようになったとは思います。実習前は自分の力を過信していて「なんでもできる」と思っていましたが、一ヶ月の実習で自分の力の無さを実感したため、その場の状況に合わせて行動することができるようになったと思っています。すぎていた事です。クライエントの支援計画を立てる時も、気になったことから離れられずずっとそのことばかり考えていました。社会福祉士は多職種連携や、視野を広げ多角的な考え方をすることでより良い支援を行えると思います。今後実習はありませんが、残りの学生期間のうちに広い視野で物事を考えられるよう、勉強や読書で知識を深めたいと感じました。猿払村地域包括支援センターでソー実習では住民の方との関わりから地域実習中印象に残っている事として、初日実習を通して「すごく成長した!」と思反省点としては、一つの考えに集中し実習がありました。中でも、地元の大空町で行なった幼稚園教育実習が印象的でした。幼稚園教育実習は四週間と期間が長く、さらにその三週間前までは福祉施設の実習だったため、うまく気持ちを切り替えることや、十分に準備をすることが難しかったです。ただ、直前には「やるしかない!」という気持ちになり、自分で自分を鼓舞していました。同じ時期に実習に行く友だちと一緒に準備をしたり、不安をぶつけあったり、励まし合ったりすることができて心強かったです。もたちと遊ぶことや、食事や身の回りの支度の手伝いなど、登園から降園までの保育全般です。また、子どもたちが降園後に行われる預かり保育や教材準備など、幼稚園教諭の仕事を幅広く体験しました。導案を書くことでした。指導案は自分が主となって保育を実践するための計画書で、特に時間がかかりました。書いてから実践するまでに流れの確認や練習など、準備することが多かったです。指導案を基にして実際に保育を進めてみると、予想しきれていなかった子どもたちの姿もみられ、指導案を丁寧に書き進めることの大切さを感じることができました。反省点もありますが、子どもたちが楽しそうな顔をしてくれたことがうれしく思いました。子どもたちと接している時間は全て楽しく、充実していました。子どもたちとの様々な関わりかたを学ぶことができました。まだ具体的な進路は決めていませんが、子どもたちと関わる職業には就きたいと思っています。次年度の実習でも多くの子どもたちに出会いたいです。今年度は幼稚園・保育所・福祉施設での実習の内容は、自由遊びの時間に子ど実習中に大変だったことは、日誌や指実習を経て、それぞれに違った魅力や、泉澤優歌さん社会保育学科3年山本美月さん看護学科4年栄養学科3年大信田泉さん社会福祉学科3年皆上千夏さん実習って?

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