名寄市立大学広報誌 Info@NCU 2022 Summer Vol.12
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かとうじゅん加藤淳副学長略歴大きくは3つ。大学の魅力発信や環境整備を行い学生確保をすることが1つめ、教員が研究できる環境を維持・強化し、良い研究を良い教育に繋げることで大学のステータスを上げるのが2つめ、将来を見据えて看護学科での助産師課程開設や道北地域の医療福祉職の方がさらに知識を得るための受け皿となる大学院設置の検討が3つめです。教員学生問わず皆さんの意見を聞くこと。コロナの影響を受けた学生がどうしたら充実した生活を送れるかを考えています。帯広市出身1984年帯広畜産大学大学院修了1987年北海道庁入庁1988年道立中央農業試験場研究員1998年クイーンズランド大学客員研究員主は豆類の加工適性等の研究、これまでの経験や研究結果を通じて複数の著書を発刊。そのほかラジオ、テレビなどのメディアで幅広く活躍。2000年農学博士取得2016年道立道南農業試験場長2019年名寄市立大学栄養学科教授2022年名寄市立大学副学長就任食品の栄養性、健康機能性、おいしさの成分や理化学的特性の研究をしています。前職の農業試験場で一番取り組んでいた小豆については、加工特性や健康への理解がここ20年でやっと進んできました。この研究を書籍の発刊やラジオ・テレビへの出演を通して皆さんに伝えています。自分の行った成果を学会やマスメディアを通していかに人に伝えていくか。授業も教員が言って終わりではなく、いかに学生が理解して身に付けていけるかが大事だと考えています。名寄は都会と違い落ち着いて勉強に向き合える分、少し遊びや刺激は少ないかもしれません。でも地域や学生・教職員との距離がとても近い大学だと思うので、これを活用して交流を深めてほしいです。勉強はもちろん、サークルやアルバイト、地域との交流などを通じて学生時代にしかできないことを充実させてください。道外出身の人もいると思うので、名寄や道北、北海道の良さを目で見て、耳で聴いて、肌で感じてほしいです。趣味は学生時代から社会人になっても続けていたバンド演奏です。今は演奏よりも、音楽を聴くことが多いですが、たまに楽器を演奏しています。主にクラシックとジャズを融合したプログレッシブ・ロックが好きです。楽器は元々はベースですが、ボーカルやギター、キーボードもやっていました。人口30,000人以下の市が大学を有しているのはすごいことで、それだけ名寄市が教育に力を入れているという証拠であり、名寄市の大きな財産です。少人数教育で異職種との連携や、地域の方々とのつながりはとても魅力です。地域の方々が大学を応援してくれていることも非常に素晴らしいことだと思います。都会のマンモス校にはない魅力を感じてほしいです。インタビュアー社会福祉学科2年宗片都喜絵さん社会福祉学科2年宮本かれんさん―副学長のお仕事って?―就任にあたり心がけていることは?―どんな研究をしていますか?―仕事で大切にしていることは?―学生へのアドバイスや期待することは?―息抜きや趣味は?―名寄市をアピールするなら?副学長インタビュー

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