名寄市立大学広報誌 Info@NCU 2022 Summer Vol.12
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連携教育科目では、将来保健師として関わる管理栄養士や社会福祉士、保育士などそれぞれの専門職を目指す人の考えを聞けるので、広い視野で考えを深めることができます。地域とのかかわりが強いことも魅力です。講義では町内会活動など実際に地域に入った活動ができました。保健師は地域を考えながら働く必要があるため、いい経験となりました。歩きながら実習のことなど、いろいろとお話しています。また、コロナ禍の学生支援として地域の方からお米や野菜をいただき、自炊をしているので、とても助かりました。4年生の前期は実習が多く、5月~7月末まで毎日のように実習があります。新型コロナウイルス感染症の影響で学内での実習となりましたが、実際の現場で行われていることを常に意識しながら実践的な技術を身につけられるように取り組んでいます。また空きコマや日々の実習が終わった後には図書館で国家試験に向けた勉強をしています。「看護の日」のイベントを2年ぶりに開催することができました。コロナ禍の前は中高生を対象に学生による「保健師の乳児家庭訪問」を題材とした寸劇や血圧測定体験などが行われており、看護の理解を深めてもらうためのイベントを開催していましたが、今年度は学外の方を呼ぶことができないため、先生や4年生の友人と開催方法について検討し、同じ看護学科の他学年との交流会を行うことにしました。交流会では、後輩から学生生活や試験対策などの相談を聞いたり、オープンキャンパスに参加した高校生へ向けたメッセージボードを作成しました。参加した後輩からはコロナ禍で先輩との交流が少なくなっていたこともあり、「試験対策や実習にあたり、今まで不安に思っていたことが先輩に相談できて解消できた」という声も聞くことができました。また、後輩の相談を聞くことで私たち4年生も自分たちの成長を実感することができ、いい経験となりました。実習や国試対策で忙しい日々ですが、入浴剤を入れて長風呂をしたり、友人とイオンに行ってテイクアウトをし、息抜きをしています。また、時間があるときは夜に友達と散歩をして、のんびり天気のいい日は大学公園から星がきれいに見えるので、「星が綺麗だねー」と言いながら気分転換をしています。元々、卓球をやっていて、元気な高齢の方と接する機会が多くあり、そうしたいつまでも元気に過ごしていくための健康をサポートしていける保健師になりたいと考えています。実習では、生活習慣病になった方と関わる機会があり、「食べたいものを食べられない」「薬を飲まないといけない」などつらい状況を見た時に、病気を予防することの重要性を改めて実感し、さらに保健師への思いが強くなりました実習の様子①実習の様子②友人と(2019年撮影)大学公園で交流会の様子メッセージボード看護学科4年あおきさや青木彩さん根室高校出身「看護の日」を企画・実施

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