憲法と国際人権法を中心に学んでいます。法学の中でも、国家権力と人権の関係を対象とする分野です。ゼミ生には子どもの人権や教育法に関心を持つ学生が多いですが、その他法律全般に興味のある学生もいます。どんな目的であれ、旺盛に学ぶ意欲さえあれば歓迎です。3年生ではテキストを購読し、憲法と国際人権法の全体的な知識を習得します。また、自力で調べ、考えてもらうように、法学文献の調査・収集方法も早くから指導しています。大学教員になる前に私自身が幼稚園教諭だったこともあり、ゼミ活動では、保育現場とのつながりから得られる学びを大切にしています。また、大学での学びと実践について、学生が自分なりの視点でつないでいけるような往還的な学び方ができるように心がけています。ここ数年はコロナ禍のため、学内での活動を中心に、学生自らが興味のある題材を持ち寄り、それぞれが自分なりの視点で課題を捉え、互いに情報発信を行ってきました。社会福祉と法律についてゼミ生インタビュー4年生小西し、「保育者はどのような時に子どもを褒めるのか~子どもの自己肯定感の高まりとの関連性~」になりました。生はお話が好きなので談笑することも多くありますが、集中するときはしっかりと切り替えて取り組んでいます。が学べます。短期大学や専門学校だと忙しく、なかなかできないアルバイトなどの社会経験ができたり、1・2年生でじっくり学んだことを3・4年生の保育実習や幼稚園実習で活かすことができます。ゼミ生インタビュー綾香さん私は元々憲法や法学に興味がありました。また、卒業研究の内容が決まっていないということもあり、憲法や法学に関する知識を身につけておくことで、どのような研究をすることになっても役に立つと考え、枦山ゼミを選択しました。枦山先生は疑問に思ったことに対してとても丁寧に答えてくれます。まだ知識が浅い私ですが、知識を深めていき、よりよい質問ができるようにしていきたいと考えています。余談ですが、枦山先生はとても健康に気を使っており、コントレックスという意識の高い水と、緑色のビンに入った高そうな炭酸水(ペリエ)を毎日飲んでいます(笑)卒業研究のテーマは棚橋先生と相談ゼミの雰囲気はとてもよく、棚橋先名寄市立大学では4年間かけて保育3年生石倉枦山先生メッセージみのりさん棚橋先生メッセージてきた現代では、大学で学ぶ意義も変わりつつあるように思います。法学の勉強を通じてさまざまな基礎的能力を高めてもらいたいと願っています。学ぶことは、福祉や教育の専門職をめざすうえではもちろん、それ以外の進路を選択する学生にとっても、有意義な土台になると信じています。して、常に自分自身と向き合う仕事です。育者が子どもに何かを教え与えることよりも、子どもが自分からおもしろいことに向かっていく出合いの場をどうもたせるか、また、どう遊びに関わっていかせるかを考えていくことにあります。遊びに向き合ってきた経験が下支えとなるものです。腹がよじれるほど笑い楽しむことや、悩みながら試行錯誤をして乗り越えること、思考を巡らせ仲間と議論をすることなど、そうした機会をおもしろがりながら向き合ってください。キャリアデザインが多様化し本ゼミで国家と人権について保育は、子どもとの関わりを通保育者として大切なことは、保そうした保育活動は、保育者の学生生活では、友達と一緒にお社会福祉学科社会保育学科枦山ゼミ棚橋ゼミゼミ活動についてゼミ活動について福祉と法学は切っても切り離せない関係にあります。憲法や人権条約の社会権規定は、福祉制度の基盤を成すものです。貧困や障害に苦しむ人々が、それらの条項に基づいて国に救済を訴えた裁判例も、数多くあります。本ゼミではそういった法制度の動向や、その根底にある人権の理念に焦点をあてて学ぶことができます。今年度は、感染対策を前提にフィールドワークを設け、園の子どもたちや現場の先生方との交流を通して、自分なりの問いをもって保育に向き合う機会を持ちたいと考えています。棚橋先生は、学生の考えを引き出して言葉で表現をしてくれます。私はあまり考えを言葉にすることが得意ではないため、相談をしながら卒業研究を進めたいと思い、このゼミを選びました。棚橋裕子准教授(後列左端)教材作成中!枦山先生の趣味は格闘技!!枦山茂樹准教授(前列中央)
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