新潟県立看護大学 Campus Guide 2024
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 私は地域に密着した看護を学べることに魅力を感じ、本学を選択しました。実習で患者さんと向き合い、さらにより良い看護を深めたいと思い現在は看護師として働いています。血液内科・整形外科を経験しました。 血液内科ではターミナル期となる患者さんを受け持たせていただいた際、患者さん・家族が治療を中断することを受け入れられないことがあり意思決定支援を行いました。コミュニケーションを取り、心に寄り添えるような看護はとても難しかったですが、患者さんや家族の希望に寄り添うことで笑顔が見られた際にはやりがいを感じました。 現在は整形外科で勤務しており、日々患者さんの日常生活動作(ADL)が回復していくために理学療法士や作業療法士などと連携しながら看護を行っています。骨折などの受傷によって、入院前のADLよりも低い状態のこともあるので、退院の際には退院調整が必要となります。退院調整看護師・医師・ケアマネジャーなど多職種と連携しながら、サービスを整え本人・家族が安心して退院できるようにサポートを行っています。 今後も個別性を大切にしながら、患者さんや家族に信頼されるような看護師になりたいと思っています。 私は身近な人が生活習慣病によって生活に支障をきたしてしまったという経験から、早期から疾病を予防することがその人らしい生活を送るために大切だと感じたことがきっかけで、保健師になろうと思いました。実習では、地域診断を行い地域の健康課題を把握して、課題を解決するために様々な職種と連携しながら事業を進めていくという流れについて具体的に学ぶことができました。また、地域住民との関わりを通して保健師が身近な存在であるということを改めて感じることができました。 現在、私は受け持ち地区の業務の他に、乳がん・子宮頸がん・骨密度検診に関する業務を主に担当しています。中でも乳がんは、女性のがんの中で罹患する人が多く、死亡原因の上位に位置することから、早期発見が重要となります。そのため、検診を受けてがんの早期発見につなげるだけでなく、住民自身が生活習慣を見直すきっかけを作ることができるようにするために、保健師として何ができるかを常に意識しながら日々過ごしています。 まだまだ分からないことはたくさんありますが、様々な事業を通して地域住民と関わりながら学びを深め、保健師として成長し続けられるよう、元気に頑張っていきたいです。 私は、新潟県立看護大学を卒業後、看護師として病院に勤務しました。その後、後輩育成に携わる機会が増え、新人看護師や若手看護師が看護師として成長・発達するためにどのような指導が必要なのかを学びたいと思い、大学院に進学しました。 私の在籍する研究コースは、自分の興味・関心のあることにとことん向き合い、学びを深めることができます。また、座って受ける講義だけではなく、自分の学びを発表し、他学生と意見交換をする授業が主となります。経歴や年齢、診療科の異なる経験を持つ他学生との意見交換は、新しい発見と学ぶ楽しさを与えてくれます。さらに、本学は、学年関係なく先輩や同期と話せるアットホームな雰囲気や仕事を続けながら大学院に通学することができる制度を設けている所も魅力的です。 大学院を卒業後、私は研究により得られた知識を活用し、よりよい看護師育成を目指して病院に働きかけていきたいと思っています。看護師保健師大学院生卒業生の声

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