5年生でも引き続き「臨床実習Ⅰ」を行います。1週間〜3週間ずつ、大学病院の各科を10人前後のグループで順にまわります。その中で、患者さんに接したり、講義や小グループ学習に参加することにより各科のさらに深い知識を修得します。5年生の後期から始まる「臨床実習Ⅱ」はさらに本格的な実習になります。診療チームの一員として参加する診療参加型臨床実習で、大学病院や関連病院での実習を4週間ずつ計24週行います。その後、卒業試験があり、合格した者にのみ卒業資格、つまり医師国家試験の受験資格が与えられます。2月に2日間医師国家試験が行われます。新カリキュラムでは卒業時に卒業試験のほかに臨床スキルを評価するために「診療参加型臨床実習後客観的臨床能力試験(Post-CC OSCE)」を行っています。9 6年次に診療参加型臨床実習を修了した後で、医学生として卒業時までに獲得すべき技能、態度、知識のうち主に技能と態度を確実に修得しているかどうかを評価する診療参加型臨床実習後客観的臨床能力試験のことです。全国で統一された試験問題と新潟大学独自に作成した試験問題の両方が出題されます。万能の天才レオナルド・ダ・ヴィンチの名を冠した手術支援ロボット「ダヴィンチ」。新潟大学ではハイテク技術導入にも常に積極的に取り組んでいます。診療参加型臨床実習外来での臨床実習地域医療体験実習Post-CC OSCE5年生と6年生のカリキュラム科学性と人間性を兼ね備えた医師をめざしてCurriculum
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