新潟大学 理学部案内2024
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Faculty of Science, Niigata University 2024シロイヌナズナ芽生えの光屈性左:光照射前、右:光照射後転移RNA運搬因子の立体構造アフリカツメガエルの変態WEB13生物学プログラムでは、生物学を幅広く基礎から最先端まで学ぶことができます。生き物の世界のなぞを、自らの手で解き明かしたいという意欲を持った人に向いています。生物学のすすめ■生物学とは? 生きているとは?生き物が命をつなぐ仕組みとは?そのような「生き物」に関する謎を解くのが生物学です。■お勧めポイントは?・分子、細胞、植物、動物と多様な分野のエキスパート教員 がそろっているので、生物学を幅広く基礎から最先端まで 学ぶことができます。・各人の進路希望や学習進度に応じてきめ細かい指導を行っ ています。■研究の特徴は? セルソーター、X線回折装置、共焦点顕微鏡、質量分析器、次世代シーケンサーなど最先端の機器を使って高度な研究を行っています。また、医学、農学、化学など他分野との境界領域に強い教員がそろっているので、応用研究にも強みがあります。生物学の確かな基盤を礎に、生命科学の様々な分野へと展開しています。■教育の特徴は? 本プログラムでは生物について幅広く学びますが、他学部の生命科学系では範囲が限られる場合があります。医学部や薬学部はヒトの健康に関する生命科学ですし、農学部は作物や害虫の生命科学です。生物を人の役に立つか立たないかで区別せず、広く学べるのが生物学プログラムの特徴です。総合力プログラムでは、数学や化学など他のプログラムの主専攻科目を履修することで、生命科学の境界領域を学ぶことができます。Biology Program ■生化学・分子生物学・遺伝子発現系の研究:DNA上の遺伝情報に 従い、タンパク質がどのように細胞内で合成 されるのか、分子レベルで研究しています。・糖鎖研究:ゲノム,プロテオームに続く,第 三の生態情報分子システムである「グライコ ーム」解析や糖鎖の生命機能を探っています。■植物学・植物の環境応答:植物が光や重力、 温度などの環境情報に応答するし くみや、核や小胞体、ペルオキシ ソームなどの細胞小器官が、植物 の発生や環境応答で果たす役割を 研究しています。■動物学・動物の発生学:カエルの胚を用いて血球や血 管の起源と分化のしくみを、幼生を用いて形 態変化のしくみを研究しています。・造血系・免疫系の研究:生体の恒常性の維持 ・調節機構を、モデル動物や培養細胞を利用 して、研究しています。こんな研究をしています!生き物の世界のなぞに挑むhttps://bio.sc.niigata-u.ac.jp/生物学プログラム生物学プログラム

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